今夜『昭和元禄落語心中』、八雲と助六は戦時中も落語に青春を捧げる

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俳優の岡田将生が主演を務めるドラマ『昭和元禄落語心中』(NHK総合/毎週金曜22時)の第2回が今夜放送。今回は、昭和10年から20年代を舞台に、岡田演じる名人落語家八雲と、同じく親友の落語家助六(山崎育三郎)の若い頃が描かれる。
【写真】『昭和元禄落語心中』第2回フォトギャラリー
本作は、累計200万部を超える雲田はるこの同名コミックを原作に、昭和から平成を舞台に活躍した落語家たちの絆や生き方を活写するヒューマンドラマ。
昭和10年代、共に落語の世界に入門した少年だった八雲と助六。二人は、同門で修業に明け暮れた少年時代を過ごし、前座として寄席に出るようになる。その頃の日本は、戦争の真っ最中だった。当然、落語の世界にもその影響は及び、世相をおもんぱかっていくつかの演目が「禁演落語」とされたりした。徴兵に怯えるなど、不安と葛藤に満ちた日々が続く中、やがて昭和20年の夏、突然の終戦を迎える。つまりそれは、好きな落語を思いきり演じられる時代の幕開けでもあった。
「こんな時代だからこそ、落語をやらなきゃいけねえんだ」と時代を見据えた助六と、真面目に稽古にはげむ八雲は、二ツ目に昇進。若い二人は、貧乏な共同生活を始める。そこへ、二人の運命を大きく変える孤独な芸者・みよ吉(大政絢)が現れるのだった。
『昭和元禄落語心中』第2回は、NHK総合にて今夜10月19日22時放送。