『西郷どん』憎めない“ひさみちゅ”青木祟高にファン「惚れてまう」

NHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)の41話「新しき国へ」が4日に放送され、薩摩の国父・島津久光を演じる青木崇高の演技がひときわ光った回だった。
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冒頭は、久光が、廃藩置県を断行した明治新政府への抗議のため、藩中の花火を打ち上げ、「わしは、まだまだ終わらんぞーー!」と絶叫するシーンから始まる。
そんな廃藩置県のあと、政府は急速に諸制度を改め始める。だが薩摩と長州の出身者が実権を握る構図は変わらず、維新に尽力した旧藩出身者には不満が募っていた。さらに新たに欧米へ、岩倉(笑福亭鶴瓶)や大久保(瑛太)らによる使節団を派遣することが取り決められる。
だが久光はそんな“欧米化”を毛嫌いし、「異国異国異国異国異国の猿まねじゃったら馬でも鹿でもできっど」と言い、洋装の久武(スピードワゴン井戸田潤)に「何じゃ? こいは。お前はカラスか? カラスになりたかか」と苦言。
岩倉使節団はサンフランシスコへ旅立ち、西郷は名実ともに留守政府を取り仕切る立場となったが、日本各地で一揆がひん発。さらに収賄事件が発覚するなど次々と難題が湧き起こる。
天皇の行幸に付き従い、薩摩に帰郷した西郷は、久光と対面すると政府の腐敗をとどめることができないと弱音を吐く。だが久光は「こん、やっせんぼ!」と一喝し、「やり抜け! 最後までやり抜くんじゃ!」と激励。「やって、やって、そんでも倒れた時は薩摩へ帰ってこい」とやさしく声をかけたのだった。
迫力と愛嬌を兼ね備えた、どこか憎めない久光を熱演している青木。その抜群の演技力にSNS上では「国父さまぁあああああ涙涙」「不覚にもウルっときてしまった」「青木崇高さん、すごい役者さんや。惚れてまうやん」と圧倒、感動する声が続出。視聴者からは「ひさみちゅ」と呼ばれ親しまれているが、「もはや一級品だな ひさみちゅの顔芸」と、今回も喜怒哀楽MAXの顔芸を炸裂させていた。