市原隼人が破天荒な僧侶役 本宮ひろ志『喝 風太郎!!』映画化で主演

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俳優の市原隼人の主演で、本宮ひろ志の漫画『喝 風太郎!!』が『喝風太郎』のタイトルで実写映画化されることが決定。2日に千葉市の幕張メッセで開催された「東京コミコン2018」内で、制作発表イベントが行われた。
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本作は、破天荒な僧侶・風太郎が現代の悩み迷う人々を叱り、人生を導いていく修行エンターテインメント作品。長年の修行を終え、ボロボロの袈裟に身を包み街へ降り立った風太郎。大酒を食らい、大の女好き、破天荒で非常識、かつ自由勝手で横暴なこの男に、出会う人はみな振り回されてばかり。だが、彼らは思いのまま生きる風太郎といると心が解きほぐれていく。
イベントには、主役の僧侶・風太郎を演じる市原がひげ面と袈裟(けさ)姿で登場して会場を沸かせたほか、共演者として特撮ドラマ『仮面ライダーアマゾンズ』などで人気の藤田富と、第12回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞した女優の工藤綾乃、さらに監督を務める柴田啓佑も登壇した。
制作発表イベントの直前まで撮影に臨んでいたという市原は、出演オファーを受けたときの心境について「純粋に嬉しかったですね」と話し、「どんな作品になるのか、般若心経を覚えたり、ヒゲをつけたり、ボロボロの袈裟を着たり。アクションあり、笑いと涙ありです」と期待を示した。役作りについて聞かれると、「写経したり、寺の住職の話を聞いたりしました。しっかり原作に敬意を払いながらやっています」と語った後、突然お経を唱えてみせる一幕もあった。
風太郎と自分の似ている点について問われると、市原は「自分は古い考え方の人間で、例えば、字はでっかく書くとか、人の目を見て話すとか、飯は早く食えとか、そういったことを言わないと気が済まないですね。面倒ですね」と笑顔を見せ、最後に「心を込めた現場になっているので、暖かく迎えてもらうため作るので、楽しみにしていて欲しいです」と呼びかけた。
映画『喝風太郎』は2019年冬に全国公開。