乃木坂46・若月佑美、笑顔で卒業「本当に幸せでした」
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乃木坂46・若月佑美が4日、東京・日本武道館で行われた「乃木坂46 若月佑美 卒業セレモニー」でアイドルとしてのラストステージを笑顔で飾った。1期生として活動してきた若月は、1万人のファンを前に「ファンのみんなも最高。メンバーもスタッフさんも最高。つまり、乃木坂って最高!」と感謝を込めた。
【写真】「乃木坂46 若月佑美 卒業セレモニー」の様子
11年8月に乃木坂46・1期生オーディションに合格した若月は、“若様”の愛称で親しまれ、12年8月発売の3rdシングル「走れ! Bicycle」から先月発売の最新シングル「帰り道は遠回りしたくなる」まで20作連続で選抜メンバーとして活躍。10月に「私には叶えたい夢があります」とグループからの卒業を発表し、現在放送中の『今日から俺は!!』(日本テレビ系)に出演するほか、先月は舞台『鉄コン筋クリート』に主演を務め、今後は女優として芸能活動を継続する。
卒業セレモニーがスタートするとオーディション合格から現在までの若月を振り返る映像が流れたあと、ボーイッシュな衣装の若月がステージ中央に登場し、ロボットダンスを披露すると会場は大きな声援で包まれた。若月本人が考えたセットリストで展開された自身のラストステージに、高山一実からこの日のコンセプトを聞かれた若月は「キャラ渋滞が起きてるし、せっかくなら色々な自分を見せたかった」と思いを伝えると、冒頭のロボットダンスは、番組で共演するバナナマンの設楽統からのアドバイスで実演したことを明かした。
若月のセレクトによる“私が卒業前にやっておきたい曲BEST5”のコーナーへ。桜井玲香とのデュエット曲「まあいいか?」のほか、最初で最後の披露となった若月、桜井、秋元真夏、中田花奈の4人による“女子校カルテット”の「告白の順番」など、曲間で軽快なトークを挟みながら披露。3位の“若様軍団”による「失恋お掃除人」では、若月がメンバーの3期生・山下美月、阪口珠美、梅澤美波に1人ずつ思いを伝え「他の3人が大好きでした」と告白。ユニットの箸担当である若月が、山口百恵の引退ステージを連想させるかのように、割り箸を床へ置くパフォーマンスも。
続く2位は若月が「男前という自分にとっていいキャラをもらうことができた」と回想した「低体温のキス」、さらに1位で桜井と年内でグループを卒業する西野七瀬とのユニット曲「Rewindあの日」を熱唱。本編の後半では「ガールズルール」「制服のマネキン」「帰り道は遠回りしたくなる」など5曲をノンストップで会場を盛り上げた。
若月がグループに在籍した2678日間を振り返る映像からスタートしたアンコールでは、ドレスを着た若月がファンに向けて書いたという手紙を読み「結成初期から『誰かの人生に影響を与えられる人』と言い続けていて、みんなから『影響をもらえたよ』と言われるのが嬉しかった」と振り返り、「ありがとうを言ってくれたみんなに、ありがとうと言いたい」と感謝を伝えた。
アンコール曲「失いたくないから」では、涙ぐむメンバー1人ひとりに若月から一輪の花が配られる場面も。最後の曲となった「ダンケシェーン」はメンバー全員からの「やっぱ若月だな!」の叫びで締めくくると、壇上に1人残った若月は「本当に幸せでした」という一言を残して笑顔でステージを後にした。