亀梨和也、犯罪者の弟役…アイドル性を封印する秘けつは「鏡を見ない」

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KAT‐TUNの亀梨和也、俳優の佐藤隆太、女優の本田翼が5日、都内で行われたドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』(テレビ東京系/12月19日21時)の記者会見に出席。犯罪加害者の弟というシリアスな役柄に挑んだ亀梨は、“アイドル要素”を削ぎ落とした役作りについて明かした。
【写真】亀梨和也、佐藤隆太、本田翼が登壇『東野圭吾 手紙』記者会見の様子
累計発行部数250万部を超える東野圭吾氏の代表作をドラマ化。犯罪加害者の弟となってしまった主人公・武島直貴(亀梨)が周囲からの差別や偏見に苦しみながらも自分の家庭を持つまでを描く。また、亀梨は同作でテレ東ドラマ初主演を果たす。
亀梨は「お話をいただいたとき、ビジュアルの部分で自分のシャープさをできるだけ排除したいと思いました。監督にも『周囲に馴染む、目立たない存在でいてほしい』と言われ、髪形もお任せにして、洋服は体のラインが見えないようなものを。細かいですが、トリートメントをつけるのをやめようとか、基本鏡を見ないとか、猫背っぽくするとか、自分とは違ったルーティンを持って臨みました」と振り返った。
直貴を精神的に支えて後に結婚する由実子を演じた本田は、「初めての母親役。子どもが6歳の女の子で、赤ちゃんならまだしも一緒に生活して数年経っている親なので、自分だけで考えるのは難しかったです」とコメント。「子役の子とできるだけ一緒にいて、母親の方にもどういうことが大変なのか聞きました」と役作りを語った。
亀梨とは初共演となるが「夫婦役に違和感なかった」と息ピッタリの様子で、亀梨も「お互いにいろいろと抱えているキャラクターだったので、初めましてでしたがスッと入れましたね」と話した。
直貴の兄を演じた佐藤も亀梨と初共演。亀梨は「野球がお好きなのでお話ができたらいいと思っていた」が、作品が持つシリアスな雰囲気の影響で会話をする機会がほぼなかったという。亀梨が「野球のやの字も出てこなかった」と残念がると、佐藤も「終わったときにやっと話せたという感じでした。それまではあいさつだけで…今後はご機嫌な役でご一緒したいですね」と再共演を熱望していた。
ドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』は、テレビ東京系にて12月19日21時放送。