有村架純&岡田健史『中学聖日記』クランクアップ 最終話への思いを語る

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女優の有村架純と俳優の岡田健史が、出演するドラマ『中学聖日記』(TBS系/毎週火曜22時)のクランクアップを迎え取材に応じ、18日放送の最終話に向けた思いを明かした。
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かわかみじゅんこが「FEEL YOUNG」(祥伝社)に連載中の同名コミックを基に、女性教師と元教え子の“禁断の恋”を儚くも美しく描く本作。終盤に向け視聴者の熱い注目を集め、11日放送の第10話のラストでは衝撃の展開を見せ、最終話への期待も高まっている。
クランクアップを迎え有村は「まだ実感がない」と語るが、「毎話毎話、1シーン1シーン、大事にしてきたことが、ラストを迎えた時に、この4ヵ月、聖としてもがいたり苦しんだりしてきてよかったなぁと思える時間で、すごく幸せでした」と心境を吐露。一方、本作がデビュー作で、人生初のクランクアップを迎えた岡田は「自分のデビュー作が、『中学聖日記』で、黒岩晶でよかったなと心の底から思える現場でした」としみじみと語った。
印象に残っているシーン、難しかったシーンについて話が及ぶと、有村は「選ぶの難しい~」と悩みながらも、「6話~8話はどのシーンも難しかったです。自分の気持ちを隠して、ごまかして、嘘をついて生きなきゃいけないのが難しかったです。裏腹な気持ちを抱え、晶くんに対しても、千鶴さん(友近)に対しても、いろんな人に嘘をつき続けなければならないというのが本当に苦しかったです」と振り返る。「どのシーンも、ちゃんと本当は晶くんを想っているよということが、見ている方に伝わるか、ちゃんとできているか分からないとプロデューサーにいつも言っていた気がします」とも明かす。
一方の岡田は、全部が大切なシーンだというが、第9話で聖と自転車に2人乗りするシーンを挙げ、「真っすぐ走らなきゃいけないのに、風が強くて、後ろに聖ちゃんを乗せているし、プロデューサーに『絶対転ぶなよ!』と言われ、体幹を使って走りました」と笑う。また最終話のシーンで「久しぶりに感情が激高するシーンがあり、ただ暴言を吐いて、声を大きくするのだと、中学生時代の子どもっぽさが出てしまうので、3年を経た晶の成長をどうしたら見せられるか、難しかったです」とも。
デビューから岡田の成長を見続けた有村は「衣装合わせで初めてお会いした時から、顔つきが全く変わった。撮影で会う度に、また目つきが変わっているとお芝居をしながらも感じていました」と成長ぶりを実感した様子。「ただ真っすぐさは変わっていなくて、晶くんからもらうエネルギーの真っすぐさは、1話から11話まで同じ熱量を感じていました」とも語り、「最初は自分が引っ張っていかなきゃと思っていましたが、途中からそんなことを思う必要がなくなるほど背中が大きくなっていくのをずっと見ていたので、すごいなと思っていました」と絶賛する。
最終話にむけては、「見てくださる方が、聖と晶を応援してくれているのがうれしい。この2人の行く先を、もどかしいし苦しいと思うけど、一緒に乗り越えていってほしいなって思います」(有村)、「デビュー作ということもあり思い入れが強いです。人を好きになるということがどういうことか、改めて考えてもらえるきっかけとなる作品だと思うので、ぜひ最後まで見てほしいです」(岡田)とメッセージを寄せた。
『中学聖日記』最終話は、TBS系にて12月18日22時放送。