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白石一文の衝撃作『火口のふたり』、柄本佑×瀧内公美主演でR18映画化

映画

柄本佑×瀧内公美W主演で映画化される『火口のふたり』
柄本佑×瀧内公美W主演で映画化される『火口のふたり』(C)2019「火口のふたり」製作委員会

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 直木賞作家・白石一文が男と女の極限の愛を描いた小説『火口のふたり』が、柄本佑と瀧内公美が主演し、R18指定で映画化されることが発表された。

【写真】「柄本佑」フォトギャラリー

 原作は直木賞作家の白石が11年の東日本大震災をうけて改めて「生きること」を見つめ直し、書き上げた作品で、数年ぶりの再会をきっかけに抑えきれない衝動の深みにはまっていく男女の危うい関係を描いた衝撃作。

 出演は実力派俳優の柄本と、昨年主演映画『彼女の人生は間違いじゃない』の演技で評価された瀧内の2人のみ。監督はキネマ旬報脚本賞を5度受賞する日本を代表する脚本家・荒井晴彦。本作でも自ら脚本を担当し、人間の根源的欲求をあぶり出す。

 東日本大震災から7年目の夏。離婚、退職、再就職後も会社が倒産し、何もかも失った永原賢治(柄本)はある日、旧知の佐藤直子(瀧内)の結婚式に出席するため、故郷の秋田に帰省し、久しぶりの再会を果たす。「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」。直子の突然の言葉をきっかけに、2人は再び身体を重ね合う-。

 荒井の脚本作品に出ることが夢だったという柄本は「どんな映画になっているのか。出ている自分を見る不安はありますが、いち映画ファンとして出来上がりが楽しみです」とコメント。また瀧内は、最初に脚本を読んだ時に「絡みのシーンが多く、面白いけれど、私に出来るのかなぁと思いました」と話すが、現場で柄本と芝居に入ってみると「他愛のないことを話す、食べる、身体を合わせる、寝る。そんな二人の日常を積み重ねていくうち、ああ生きるってこういう事なのかなと、自然と身体が動き、賢ちゃんを真っ直ぐ見て、聞いて、素直に直子として生きたように思えます」と撮影を振り返る。

 荒井監督は本作について「何があろうと『自分の身体の言い分』を聞いてあげようという映画です」と語る。秋田の西馬音内盆踊りを見て死とエロスが匂い立つ雰囲気に魅了され、いつかこの盆踊りと男と女を絡めた映画を作りたかったと説明。本作の映画化に際し、舞台を原作の福岡から秋田に変えることで白石に了解を取ったという。

 原作者の白石は「『火口のふたり』はあの大震災から時を経ずに一気呵成で書き上げた小説で、私としては珍しいほど生命力にあふれた作品だ。人のいのちの光が最も輝く瞬間をどうしても描きたかったのだろう」とした上、「その光がよりなまなましく、妖しく観る者の心を照らし、身の内に眠っていた“おとこ”や“おんな”が強く喚起されんことを切に願っている」と話している。

 映画『火口のふたり』は2019年全国公開。

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