伊藤健太郎、『春のめざめ』で舞台初主演 ヒロインには岡本夏美

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俳優の伊藤健太郎が、2019年4月から上演される『春のめざめ』で舞台初主演を果たすことが決定。ヒロイン役をオーディションで選出された女優の岡本夏美が務める。
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本作は、ドイツの作家フランク・ヴェデキントが書いた“思春期の生と性”をテーマにした戯曲。2017年には主人公メルヒオールに志尊淳、ヴェントラに大野いと、モーリッツに栗原類を迎えて上演され、若手俳優たちの熱演が、白井晃による斬新な演出と共に高い評価を得た。初演から2年ぶりの再演となる今回は、メルヒオール役に伊藤、ヴェントラ役に岡本、そしてモーリッツ役は初演に引き続き栗原が演じる。
ドイツの中等教育機関で学ぶメルヒオールと友人で劣等生のモーリッツ、幼馴染のヴェントラ。成績のさえないモーリッツは、学校での過度な競争にたえられず、米国への出奔を企てた。しかし、それが果たせなかった彼は、将来を悲観して自殺してしまう。一方、メルヒオールは半ば強姦のように幼馴染のヴェントラと関係をもつ。やがて自殺したモーリッツの遺品からメルヒオールからのメモが見つかり、モーリッツを自殺に追い込んだとして両親に感化院へと送られるメルヒオール。その後ヴェントラの妊娠が発覚、彼女の両親の知るところになり…。
舞台初主演となる伊藤は本作について「役者の先輩方から白井作品に参加したいという話をたくさん耳にしてきたので、ご一緒させて頂けてとても光栄です」と語ると、続けて「今回は再演なので前回とは違った新しい『春のめざめ』を、白井さん、そして他のキャストの皆さんと創り上げたいと思います!」と意気込みを明かした。
オーディションに参加し、役を掴んだ岡本は「作品に対する思いを溢れさせて挑んだので、白井さんに少しでも思いが届いたという事が光栄でした。それからは、ヴェントラとして早くお芝居がしたくて堪らない日々です」と語っている。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『春のめざめ』は、KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて2019年4月13日~29日、東広島芸術文化ホールくらら 大ホールにて5月6日、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて5月11日、12日上演。