安藤サクラ&柄本佑、夫婦でキネ旬ベスト・テン主演賞受賞

関連 :
女優の安藤サクラと、俳優の柄本佑夫妻が、「2018年第92回キネマ旬報ベスト・テン」にて、それぞれ主演女優賞、主演男優賞をともに受賞。初となる夫婦での主演賞受賞に、安藤は「主演男優賞が柄本佑さんですと聞いたときには、飛び上がって喜びました」と喜びを見せている。
【写真】安藤サクラ 夫・柄本佑と“朝ドラ2ショット”
「キネマ旬報ベスト・テン」は、1924年(大正13年)からスタートした歴史ある映画賞。途中、戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2018年度で92回目を迎える。ベスト・テンという形式で、その年の代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」では読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・外国人を多面的に選出している。
三度目となる主演女優賞受賞の安藤と、めでたく夫婦ダブル主演賞受賞となった柄本は、「今のところ、日々の仕事で手一杯で“実感はない”というのが正直な気持ちですが、各作品の関係者の皆さん、それから友人や家族が喜んでくれているのが嬉しいです」とコメントを寄せている。
また、本誌「キネマ旬報」は、今年2019年に創刊100年を迎えるため、映画人への敬意と感謝を込めて「特別賞」を新たに設置。昨年亡くなった女優の樹木希林に贈られた。
各作品部門の2~10位は、5日発売の「キネマ旬報2月下旬キネマ旬報ベスト・テン発表特別号」に掲載される。
「2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン」各受賞者
▼作品
日本映画ベスト・テン第1位『万引き家族』
外国映画ベスト・テン第1位『スリー・ビルボード』
文化映画ベスト・テン第1位『沖縄スパイ戦史』
読者選出日本映画ベスト・テン第1位『万引き家族』
読者選出外国映画ベスト・テン第1位『スリー・ビルボード』
▼個人
日本映画監督賞 瀬々敬久『菊とギロチン』『友罪』
日本映画脚本賞 相澤虎之助、瀬々敬久『菊とギロチン』
外国映画監督賞 マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』
主演女優賞 安藤サクラ『万引き家族』
主演男優賞 柄本佑『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』『ポルトの恋人たち 時の記憶』
助演女優賞 木野花『愛しのアイリーン』
助演男優賞 松坂桃李『孤狼の血』
新人女優賞 木竜麻生『菊とギロチン』『鈴木家の嘘』
新人男優賞 寛一郎『菊とギロチン』
読者選出日本映画監督賞 是枝裕和『万引き家族』
読者選出外国映画監督賞 マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』
キネマ旬報読者賞 立川志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」
特別賞 樹木希林