西島秀俊、コリン・ファレル&ティム・バートン監督に「テンション高くびっくり」

関連 :
俳優の西島秀俊とコリン・ファレルが、ティム・バートン監督らと共に、14日に都内で開催された映画『ダンボ』のジャパンプレミアに出席。西島はコリンの吹き替えを振り返ったほか、「裏でものすごく2人ともテンションが高いので、びっくりしました」と白い歯を見せた。
【写真】『ダンボ』ジャパンプレミアイベントの様子
名作アニメ『ダンボ』を実写化した本作。イベントにはプロデューサーのデレク・フレイも出席した。コリン演じるホルト・ファリアの日本語吹き替えを務めた西島はバートン監督の大ファンだったと明かし、「個人的に象が好きなので(笑)。家に象グッズがいっぱいあるくらい好きなので、ダンボのお話ということで、うれしかったです」とニッコリ。アフレコでは息づかいに至るまで厳密な演出を受けたそうで「コリン・ファレルさんが、どれだけ繊細に、丁寧に、このキャラクターを演じてらっしゃったかっていうのを、体と心を通して、自分が一緒に体験できたので、それは本当に素晴らしい体験で。(コリンは)本当にすてきなホルトを演じてらっしゃいました」と語った。
恥ずかしかったのか、西島に「ありがとう」と小声の日本語で感謝したコリンは、自身もバートン監督のファンだったと発言。「若かった自分、今の自分が、どこか呼応するような道のりを、いつも作品の中で経験させてもらっているんだ。特にこの作品の中心には、美しい心と、違いというものを大切に祝福するメッセージがある。そんな作品でタッグを組めて、何よりもうれしかった」と頬を緩めた。
その後、西島はバートン監督の作品の登場人物が「すごく個性が強くて、どこか周りから浮いてしまう瞬間、厳しい局面に立たされる瞬間がある」とした上で「その個性で、逆に周りの人たちを幸せにしていくという物語が、常にテーマ」と解説。「僕自身もすごく勇気づけられる」と続けていた。
2人のトークを楽しそうに聞いていたバートン監督は「インスピレーションを受けたのは、発想として、空を飛ぶ象が何を象徴しているか」と述懐。「アニメーションの作品から現実の世界へと、素晴らしい俳優たちやアーティストたちと一緒にこの作品を作ったんだ。純粋な喜びを、この作品から感じてもらえたらと思うよ」と話していた。
映画『ダンボ』は3月29日より全国公開。