クリスチャン・ベイル、心に闇を抱える英雄を熱演『荒野の誓い』公開

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俳優のクリスチャン・ベイルが主演する映画『Hostiles(原題)』が、邦題を『荒野の誓い』として、9月6日より全国公開されることが決定した。
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映画『ブラック・スキャンダル』『ファーナス/訣別の朝』のスコット・クーパー監督がメガホンをとる本作。戦争の英雄でありながら、戦場で生じた深く暗い闇を心に抱え、ただ黙々と看守の仕事をこなす男の魂の救済を描く。クリスチャンとクーパー監督は『ファーナス/訣別の朝』に続くタッグとなる。
舞台は、産業革命によって辺境の地が急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつある1982年のニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務める騎兵大尉のジョー・ブロッカーは、かつて宿敵関係にあり、ガンで寿命僅かなシャイアン族の酋長イエロー・ホークとその家族を、部族の所有地があるモンタナ州へ護送する任務に就く。
ニューメキシコからコロラド、そしてモンタナへ。コマンチ族の蛮行によって家族を殺された女性ロザリーも加わり、一行は北を目指す。行く手に待ち受けるのは、ならず者たちの相次ぐ急襲。危険に満ちた旅をとおして、ジョーはイエロー・ホークと協力しないことには、生きてはいけない状況に置かれていることに気づく。
主人公ジョーをクリスチャンが演じ、映画『ゴーン・ガール』でアカデミー賞にノミネートされたロザムンド・パイクがロザリーを、『ジェロニモ』や『アバター』などで知られるネイティブアメリカンの名優ウェス・ステューディがイエロー・ホークを演じる。他に、ベン・フォスター、ティモシー・シャラメが名を連ねる。
本作の撮影を担当したのは、映画『世界にひとつのプレイブック』『スポットライト 世紀のスクープ』でカメラマンを務めた日本人撮影監督マサノブ・タカヤナギ。西部劇には欠かせない荒野や平原、山々の遠景といった雄大な自然をとらえた映像美はもちろん、騎馬戦や銃撃戦、夜襲などのアクションもダイナミックに表現する。
映画『荒野の誓い』は、9月6日より全国公開。