『さよなら、退屈なレオニー』レオニーの不満爆発! 本編映像公開

昨年の東京国際映画祭でジェムストーン賞を受賞したカナダ映画『さよなら、退屈なレオニー』より、主人公・レオニーの不満が爆発する本編映像が解禁された。
【写真】『さよなら、退屈なレオニー』場面写真
2018年にカナダで公開されスマッシュヒットを記録した本作は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、カナダの小さな街に住む17歳の少女レオニーの、ひと夏の成長を描く青春映画。
監督は、前作『The Dismantling(原題)』(2013)でカンヌ国際映画祭SACD賞、トロント国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞するなど、カナダ映画界の新世代として注目を集めるセバスチャン・ピロット。レオニー役のカレル・トレンブレイは、2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれ、昨年の東京国際映画祭で本作が上映された際には、輝きを放つ若手キャストに贈られるジェムストーン賞を受賞した新星。
カナダ・ケベックの海辺の街で暮らす17歳の少女、レオニー。高校卒業を1ヵ月後に控え、退屈な街を飛び出したくて仕方ないけれど、自分が何をしたいか分からない。口うるさい母親も気に入らないが、それ以上に母親の再婚相手のことが大嫌い。レオニーが唯一、頼りにしているのは離れて暮らす実の父親だけだった。そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーヴと出会う。どこか街になじまない雰囲気をまとうスティーヴからギターを習い始めたことがきっかけで、レオニーの中で少しずつ何かが変わり始める…。
解禁された本編映像は、レオニーが実の父親に普段抱える不安や苛立ちを吐露するシーン。習い始めたばかりのギターを得意げに披露してご機嫌なレオニーに、父親が「学校はどうだ?」と質問すると、表情が一変。「みんなムカつく、何もかも気に入らない、イラつくの」と周囲への不満をぶちまける。
一方で「人生を冷めた目で見るのは疲れる、みんなを好きになれたらラクなのに憎しみにあふれて怒ってばかり」とやり場のない不安や苛立ちに苦しんでいることを告白するレオニー。唯一気を許せる実の父親だからこそ、普段言えずに抱え込んでいた気持ちを打ち明けるシーンとなっている。
映画『さよなら、退屈なレオニー』は6月15日より全国順次公開。