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湯浅政明×松本大洋×野木亜紀子がタッグ 『平家物語 犬王の巻』映画化

アニメ・ゲーム

 軍記物の名作『平家物語』の現代語訳を手掛けた古川日出男による、能楽師・犬王の実話をもとに新たに生まれた『平家物語 犬王の巻』が、『犬王』のタイトルで長編アニメーション映画化が決定。“能楽”を題材とする本作の映像化には、監督・湯浅政明、キャラクター原案・松本大洋、脚本・野木亜紀子と日本を代表するトップクリエイターたちが集結した。

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 原作となる『平家物語 犬王の巻』は、古川により『平家物語』に連なる物語として、南北朝~室町期に活躍し、世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王の実話をもとに誕生。今回発表された映画『犬王』は、600年以上の歴史を誇り、現存する世界最古の舞台芸術と言われる“能楽”を題材にしてミュージカル・アニメーションとして描かれる。

 監督は、『きみと、波にのれたら』の湯浅が務め、自身初の“能楽”のアニメーション化に挑戦。キャラクター原案は、新連載『東京ヒゴロ』(ビッグコミックオリジナル/小学館)がスタートしたばかりの漫画家・松本が担当し、原作の装画を務めた彼が、初めて小説原作のキャラクター原案を手がける。

 脚本は、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』など数々のヒット作を世に送り出している野木。ドラマ・映画と活躍し、向田邦子賞、市川森一賞をW受賞した彼女が自身初のアニメーション映画脚本に挑む。

 公開されたビジュアルは、原作の持つ雰囲気がシンプルに表現された1枚。アニメーションとしての実際の表現がより気になる仕上がりとなっている。

 今回の発表について古川は「私が書いたのは芸能についての小説だ。芸能とは歌であり演奏であり、感情、感動である。私は文字だけでその物語化を成し遂げようと試みた。今回、それらは一冊の本の内側から解き放たれる。すなわち音が、声が、色彩が。それから感情が、もちろん感動が。その監督やその脚本家やそのキャラクターの設計家や、音楽家や、その他その他によって、それらはついに放たれるのだ」と、アニメーションでの表現に期待を寄せている。

 さらに、湯浅は「歴史にはわずかにしか書き記されていない、『犬王』という猿楽師を大胆に解釈された古川さんの物語。野木さんの脚本。松本さんのイメージ。・・・これは面白くなるしかないですね」、松本は「湯浅監督はじめ作品に関わる人間が楽しんで作ることができたら、きっとすごいアニメーションになると期待しています」、野木は「古川さんが著した『平家物語 犬王の巻』を読んだときの高揚と切なさをどう脚本に落としこむのか、地の文からどう世界をすくい上げるのか、難しくもやり甲斐のある仕事でした。アニメ表現は無限であり実写の何倍も出来上がりの予想がつきません」とそれぞれ映画化にあたりコメントしている。

 長編アニメーション映画『犬王』は2021年公開予定。

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