『なつぞら』15週、なつが北海道で思いついた企画が採用に いよいよ制作へ

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NHK連続テレビ小説『なつぞら』第15週「なつよ、ワクワクが止まらない」では、天陽(吉沢亮)との決定的な別れを痛感したなつ(広瀬すず)の里帰りは終わろうとしていた。そんな中、北海道大学に通う夕見子(福地桃子)が帰省してきて久々の再会、なつはそれをきっかけにアイデアを思いつく。
【写真】なつ(広瀬)は夕見子(福地)と久々の再会を果たす 『なつぞら』第15週フォトギャラリー
夕見子のハッキリとした物言いに富士子(松嶋菜々子)たちが振り回される姿を見て、なつはどこか懐かしさを感じる。夜、なつと夕見子が久しぶりに枕を並べていると、夕見子はなつの童話集を見て、思いも寄らない感想を口にする。なつはそれを聞いて、あることを思いつき…。
出社後、十勝でヒントを得た企画が正式に採用され、なつが初めて原画を務める漫画映画の制作が動き出す。坂場(中川大志)の自分勝手な進め方に麻子(貫地谷しほり)や下山(川島明)は反発するが、なぜかなつは彼の情熱に心を動かされていく。
一方、兄・咲太郎(岡田将生)はテレビ時代の到来を見越して、洋画にアテレコする声優たちの会社を立ち上げようとしていた。
先週放送の第14週「なつよ、十勝さ戻って来い」では、東洋動画で短編の漫画映画制作が決定し、なつと麻子はその原画担当に抜てきされ、監督志望の坂場と企画を考えることに。
その頃、北海道の柴田牧場に千遥(清原果耶)が訪ねて来た。富士子から電話をもらったなつは、改めて北海道へ電話を掛け直し、千遥と話すことが実現。千遥は、なつや咲太郎といた頃のことははっきり覚えていないというが、声を聞いて2人のことを兄・姉と実感したという。そして千遥は柴田家の人たちに、預けられていた家を出てからのことを語り始めた。家を出てすぐある人に拾われ、東京の置屋に預けられ、女将や周囲の人々に恵まれ幸せに過ごしていたという。
ようやく十勝の柴田家にたどり着いたなつと咲太郎。だが、その前に千遥は柴田家から姿を消してしまったと聞き、戸惑いと落胆で感情的になるなつ。そんな中、千遥からの手紙が届く。
今は女将さん(原日出子)がお義母さんとなって置屋の娘になっていること、結婚してほしいという人が現れたが立派な家柄で自分とは不釣り合いなこと、もし結婚するなら浮浪児であったことを先方に気づかれぬよう昔の家族と縁を切らなければいけないと言われたこと、自分の幸せを願うお義母さんのためにも結婚を決意し最後に北海道に行こうと思ったこと、もしお姉ちゃんが不幸でいたなら助けなければ、もし幸せなら永遠に別れなくてはならないと思ったこと、電話で話したとき幼い頃の記憶が蘇ったこと…などがつづられていた。
そして柴田牧場を訪れなつが幸せだったことを実感し、2人に会ってしまうと別れづらくなると思った、と突如姿を消した真相を明かした。「一生会うことはもうありません」とつづられた手紙になつは涙が止まらなくなった、という内容だった。
NHK連続テレビ小説『なつぞら』は総合テレビにて月曜~土曜8時放送。