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西部劇『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』オリジナル版公開、ビジュアル完成

映画

 世界公開50周年を迎える、イタリアの巨匠セルジオ・レオーネ監督による傑作西部劇『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』の2時間45分のオリジナル版が、9月27日より日本で初めて公開される。このたび映画のオープニング・シーンからデザインされたスタイリッシュな本ビジュアルが完成した。

【写真】『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』女性主人公ジル

 1968年に製作された本作は、クリント・イーストウッド主演映画『荒野の用心棒』(1964)、『夕陽のガンマン』(1965)、『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(1966)で3年連続イタリア年間興収ナンバーワンを記録し、イタリア製西部劇(=マカロニ・ウエスタン)ブームを巻き起こしたレオーネ監督が、自らの作家性を前面に打ち出した野心作。日本では1969年に約25分カットされた短縮版が『ウエスタン』の邦題で公開されている。

 共同原案に抜擢されたのは、若き日のベルナルド・ベルトルッチ(『ラストエンペラー』監督)とダリオ・アルジェント(『サスぺリア』監督)。ルキノ・ヴィスコンティ監督作『山猫』を下敷きに、女性主人公ジル(クラウディア・カルディナーレ)の目を通し、移り変わる時代と共に滅びゆくガンマンたちの落日を、スタイリッシュかつ重厚壮麗なバロック的演出を駆使して描き上げた。イタリア映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネによる名曲の数々が、物語を感動的に彩る。

 映画のオープニング・シーンからデザインされた本ビジュアルの舞台となっているのは、美術監督カルロ・シーミのデザインによる、巨大な寄木細工のような駅の停車場。同じくシーミの衣装デザインによるロングコートをまとった3人のガンマンたち(ジャック・イーラム、ウディ・ストロード、アル・ムロック)の背面が手前に大きく見え、その男たちの視線の先には、線路の向こうにひとり立つ“ハーモニカ”(チャールズ・ブロンソン)の姿が小さく見えている。

 このオープニング・シーンは、2014年に米映画サイト「Taste of Cinema」にて、「映画史上最も偉大なオープニング・シーン20」の第1位に選ばれた。初公開から50年、レオーネ生誕90年、没後30年、そして以前よりレオーネ作品への愛と敬意を公言していたクエンティン・タランティーノ監督が、本作のタイトルを引用した最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が公開となる今年2019年、ついに2時間45分のオリジナル版が日本初公開される。

 映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』は9月27日より全国順次公開。

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