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橋田壽賀子「誰かとつながるのにスマホは便利」 令和初の『渡鬼』に動画配信が登場

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橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019』囲み取材にて
橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019』囲み取材にて クランクイン!

 作家の橋田壽賀子と石井ふく子プロデューサーが3日、TBSにて開催された橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019』囲み取材会に出席。2人が60年に及ぶ関係性や、30年続く『渡鬼』シリーズを振り返った。

【写真】渡鬼30年目のテーマは世代交代と新時代 『渡る世間は鬼ばかり』囲み取材の様子

 今回は「世代交代」と「新時代」をテーマに、娘夫婦に担い手が移った「幸楽」に居場所がないと落ち込む五月(泉ピン子)が、料理の腕を生かして自分の調理を紹介する動画を配信し始めるなど、新たな家族の物語を描く。

 1990年にスタートし、2011年に連続シリーズが終了した後も単発番組として放送してきた『渡鬼』。石井プロデューサーは「おかげ様で30年目を迎えました。(橋田とは)けんかしながらも60年のお付き合いです」としみじみ。橋田は「2人合わせて200歳近いの。もうやんなっちゃう。前は(石井に)怒られてばかりいました」と苦笑いしつつも、「人との出会いで人間は作られていく。この人のおかげでライターになれました」と感謝した。

 令和初の放送となるが、石井は「昨今は家族のドラマをやるのは少なくなってきたけど、私たちは平成と共にいろんな家族の問題をやってきた」と振り返る。続けて「家族の問題はいろんな形で変わっていく。今は一家団欒が皆無になり、子供たちは人と向かい合ってしゃべらずに、機械と話している。この作品では、人と人との間に心、愛があるということを会話しながらつなげられるような家族のドラマを届けたい」とコメント。

 一方、橋田は「この作品のおかげで今年も作品を書くことができて幸せ」と笑顔を見せ、「時代によって毎回、自分の中で考えている問題やテーマがある。テレビドラマでその自分のおくりたいメッセージを吐き出せています」と感謝。

 また、本作について「『自立をしなさい』というのがテーマなので、平成も何も関係ない。自分を大事にすれば世の中はよくなるというドラマを書いてきた」と断言。また「今は1人でいても楽しいこがたくさんあり、私自身も引きこもりでもっと一人になりたいと、平成の時代の中で変化してきた」と言い、自身の生き方の変化もドラマに反映されているとも。

 新作では動画配信など最先端のものにも注視しているが、橋田は「誰かとつながるのにスマホは便利。嫌なつながり方もあるけど、良いつながり方もたくさんあると思う。歩かなくてもお金かけなくても友達ができる、そんな使い方をしてほしい」と語っていた。

 橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019』はTBSにて9月16日20時放送。

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