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サイテー映画の二大金字塔『死霊の盆踊り』『プラン9・フロム・アウタースペース』奇跡の公開決定

映画

映画『死霊の盆踊り』HDリマスター版、『プラン9・フロム・アウタースペース』総天然色版ポスタービジュアル
映画『死霊の盆踊り』HDリマスター版、『プラン9・フロム・アウタースペース』総天然色版ポスタービジュアル(C)1965 Astra Productions, under license from Vinegar Syndrome (C)Legend films.

 伝説の史上最低作品として映画史に残る『死者の盆踊り』『プラン9・フロム・アウタースペース』の2作が、<サイテー映画の大逆襲2020!>と銘打ち、東京・新宿シネマカリテにて公開されることが決定。両作の世界観をポップに表現したカラフルなポスタービジュアルが解禁された。

【写真】カラフルポップな『死霊の盆踊り』『プラン9・フロム・アウタースペース』ポスタービジュアル(2枚)

 『死霊の盆踊り』は、不幸な死を遂げた女たちの霊がよみがえり、墓場で裸踊りをするという、究極のカルトムービーにして映画批評サイト・ロッテントマトで0%と驚異の最低評価を記録した作品。『プラン9・フロム・アウタースペース』は、宇宙人が墓場に眠る死者をよみがえらせて地球を征服しようとする話で、ティム・バートン監督の『エド・ウッド』でもその誕生過程が笑いと涙で描かれた“史上最低の映画監督”エドワード・D・ウッド・JrによるSFホラー作品だ。

 驚くほど緩くいい加減な演出と台本棒読みのダイコン演技、大仰でナンセンスなせりふの数々、説得力皆無の大胆なストーリー、女幽霊たちが狂ったように踊り続けるトップレスダンスの無間地獄、ダサ過ぎる衣装とチープな特撮…。全編を貫く哀しいまでの才能の欠如にもかかわらず、しかし、映画への愛が濃厚に満ちあふれた両作は、公開から半世紀以上経た今もなお世界中で愛され続けている。

 この“サイテー映画”の二大金字塔が、『死霊の盆踊り』の名づけ親であり、『ムトゥ 踊るマハラジャ』『処刑人』などの話題作を日本へ紹介したことでも知られる映画評論家・江戸木純氏の総合プロデュースにより、令和最初の年越しに復活を遂げる。

 『死霊の盆踊り』は製作から54年ぶり、1987年の日本初公開から32年ぶりのHDリマスター版によるリバイバル。『プラン9・フロム・アウタースペース』は製作から60年、デジタル・カラライズドによる“総天然色版”での日本初公開となる。また、2作品とも製作時の撮影監督が設計したビスタサイズによる日本初DCP上映となる。

 江戸木氏は「映画史とは、今も繰り返し見続けられている傑作、名作だけでなく、その何倍もの駄作と失敗作の死屍累々が築いてきた歴史です」とし、この2本について「その栄光の歴史にひときわ輝く、最低を極めて珠玉となった2つの伝説」と強調。「これも間違いなく、映画の神様が起こした奇跡のかたち。失笑、嘲笑、爆笑の果て、壮絶なヒドさの中にも溢れる真の映画への愛を見つけたとき、あなたはきっと、かつて体験したことのない映画的感動に震え、涙することでしょう」としている。

 映画『死霊の盆踊り』12月28日より、『プラン9・フロム・アウタースペース』は2020年1月11日より東京・新宿シネマカリテにて公開。

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