松本穂香「だれにでも居場所はある」 生きづらい世の中にエール

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女優の松本穂香が23日、都内で行われた映画『わたしは光をにぎっている』完成披露試写会に出席。本作に込めたメッセージを「だれにでも居場所はある」と表現し、観客にアピールした。
【写真】モチモチ美肌の松本穂香
本作は、映画『四月の永い夢』で第39回モスクワ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞した中川龍太郎監督の最新作。中川監督が「翔べない時代の魔女の宅急便」と語る本作で、松本が主人公・宮川澪を演じる。
松本は「私も澪と同じで器用な方じゃなくて、劇中で美琴さん(徳永)に言われる一言が刺さる部分があったりして。監督はそういうこともわかったうえで澪を演じさせてくれたのかなと思っています」と回顧。役柄については「澪は、どこか甘えて生きてきたところもあったりして、すねてるときに目を合わさない、話さない。でも芯の部分はある人なのかなと思って演じてました」とコメントした。
また自分自身の性格を聞かれると「『意外と肝が座ってるよね』と言ってもらうことがあったりします」と説明。一方で「あまり深く考えてないのかも知れない。なんとかなるかな。みたいな。頑張らないとなんとかならないけど、なんとかしなきゃみたいな」と自己分析した。
さらに試写を観た感想を「あんなに客観的に自分の出ている映画を観たことがなかったので新鮮な気持ちで観れました。この映画に出れてよかったな、いろんな人に愛されるなという気持ちになりました」と嬉しそうに話した。
最後に「今生きづらい世の中になってしまっているかなと思いますが、だれにでも居場所はあると思います。それが見つかるのはいつになるのかはわからないけど、この映画の中に素敵な光が散りばめられているので、ぜひ最後まで楽しんでください」とメッセージを贈り、イベントを締めくくった。
イベントには松本のほか、共演の渡辺大知、徳永えり、光石研と中川監督が出席した。
映画『わたしは光をにぎっている』は11月15日より全国公開。