工藤遥、『のぼる小寺さん』で映画初主演 相手役に伊藤健太郎

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女優の工藤遥が、珈琲原作による同名タイトルの人気漫画を実写化した映画『のぼる小寺(こてら)さん』で映画初主演を務めることが分かった。工藤演じる主人公に惹かれるクラスメイト役を俳優の伊藤健太郎が演じる。
【写真】工藤遥や伊藤健太郎が! 映画『のぼる小寺さん』に出演するキャスト陣
本作は、2014年より『good!アフタヌーン』(講談社)で連載された珈琲の漫画『のぼる小寺さん』を映画化。クライミング部に所属するボルダリングに夢中な女子高生・小寺さんをきっかけに、“頑張ること”に一生懸命になれない若者たちが、自分の夢に向かって一歩踏み出そうとする瞬間を切り取った青春映画だ。映画『ロボコン』『ホームレス中学生』『武士道シックスティーン』の古厩智之がメガホンをとり、脚本を『けいおん!』『聲の形』『若おかみは小学生!』などを手掛けた吉田玲子が担当する。
クライミング部に所属する、一見クールでミステリアスだが心優しい主人公・小寺を工藤が演じ、劇中ではボルダリングに果敢に挑戦する姿も披露する。また、卓球部に所属し小寺に密かに惹かれる近藤を伊藤健太郎が務め、猛練習のうえ卓球シーンに挑んだ。小寺と同じくクライミング部の四条に鈴木仁、小寺と交流を深めていく同級生の倉田梨乃に吉川愛、小寺に憧れを抱くクラスメイトの田崎ありかには小野花梨が扮する。
壁を見るとウズウズしてしまう小寺さんは、クライミング部の女の子。大好きなボルダリングのことばかりを考えている。隣で練習する卓球部の近藤は、小寺さんから何故か目が離せない。小寺さんと喋れると嬉しくて、いつしか惹かれていく近藤。しかし小寺さんを見つめているのは、近藤だけではなかった…。
工藤は「初主演、初めてのボルダリング、初共演の方々…初めて尽くしの日々は、とにかく刺激的で楽しくて、キラキラした撮影期間でした」と振り返り、「ボルダリングの練習期間を含めると約4ヵ月壁を登り続け、汗水流して挑んだ作品です。沢山の方に届けばと思っております」とメッセージを寄せている。
伊藤は「小寺さんと近藤の甘酸っぱくていい距離感の青春が、とても楽しい撮影でした」と語り、「ぜひ一緒に浸って頂けたらと思います。そしてクライミングがベースのお話ですが、ひっそりと卓球も頑張りましたので注目してください。笑」とアピールしている。
原作者の珈琲は、映画化にあたり「出来上がりが楽しみです。わかりやすく明るくはないけれど、学生時代の傷が思い出されて少し癒えるような、そんな映画だったらいいなと思います」と期待のコメントを寄せている。
映画『のぼる小寺さん』は2020年6月全国公開。