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佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊…オールスター集結 秦建日子原作サスペンス映画化

映画

映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』発表されたキャスト陣(上段左から)石田ゆり子、佐藤浩市、 西島秀俊、(下段左から)井之脇海、中村倫也、広瀬アリス、勝地涼
映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』発表されたキャスト陣(上段左から)石田ゆり子、佐藤浩市、 西島秀俊、(下段左から)井之脇海、中村倫也、広瀬アリス、勝地涼(C)2020 Silent Tokyo Film Partners

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勝地涼

秦建日子

波多野貴文

 俳優の佐藤浩市が主演を務める映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』が、2020年冬に全国公開されることが決まった。

【写真】映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』原作書影

 原作は、『アンフェア』シリーズの人気作家・秦建日子による同名小説(河出文庫)。ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされた作品で、クリスマス・イブの東京を舞台に、突如勃発した連続爆破テロ事件でパニックに陥る日本、そして事件へと巻き込まれていく登場人物たちのさまざまな思惑が交錯する、複数の視点で展開されるノンストップ・クライムサスペンスとなっている。

 キャストには佐藤のほか、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼が名を連ねる。メガホンを取るのは、ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ/2007年)の演出を手掛け、その劇場版『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』(2010年)、『SP THE MOTION PICTURE 革命篇』(2011年)で監督を務めた波多野貴文。

 主演の佐藤は「戯曲を映像化する面白さと難しさがある作品です。エンターテイメント作品としての高揚感をキープしつつ,喉元にはある異物感を感じて貰う。そんな作品にするために波多野監督以下スタッフキャストで撮了まで走りたいと思います」と意気込んでいる。

 石田は「一年で一番幸せな空気に包まれるクリスマスの夜。その日にもし、東京でテロが起きたら。登場人物の様々な視点で描かれる予測不能な展開に、私はこの作品に込められた人とのつながりと愛について深く考えさせられました」とコメント。

 西島は「波多野組の参加は本作で2度目になりますが、前作とは全く違った世界観でとても楽しみです。監督ならではの娯楽性の高さとスケール感に今から期待を膨らませています。クリスマスで賑わう街並みが、一瞬にして緊張と不安に包まれてしまう。その大掛かりなフィクションの世界に、観客の皆様と深く入り込んでいきたいと思っています」としている。

 原作者の秦は「小説から映画になるにあたり、いくつか設定が変わったりストーリーラインが変わったりということはあるようですが、そこは映画製作チームを信頼して、私は原作者チェックなどの口出しは一切しておりません。完成した映画を、映画館のスクリーンで、まっさらの状態で、大勢のお客様と一緒にドキドキハラハラしながら楽しめる日が、今からとても楽しみです」と期待を寄せている。

 撮影は10月28日にクランクインを迎え、東京都内を中心に撮影中。物語のメインとなる渋谷の街を再現した巨大オープンセットを栃木県足利市に設営し、約1万人ものエキストラを動員した大規模な撮影に臨む。

 映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』は2020年冬に全国公開。

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