志村貴子『どうにかなる日々』劇場アニメ化 ビジュアル&特報公開
青春群像劇の名手・志村貴子の漫画『どうにかなる日々』が2020年初夏に劇場アニメ化されることが決まり、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。
【写真】劇場版アニメ『どうにかなる日々』メインカット
本作は『放浪息子』『青い花』などで知られる漫画家・志村貴子による、さまざまな恋模様を淡く繊細に描いたオムニバス漫画『どうにかなる日々』(太田出版刊)を原作としたアニメーション映画。『フラグタイム』や『あさがおと加瀬さん。』など詩的な映像・音楽演出に定評がある佐藤卓哉が監督・共同脚本を務め、アニメーション制作をライデンフィルム京都スタジオが担当する。
解禁されたティザービジュアルは、原作者・志村が描き下ろしたもので、物語に登場するキャラクターたちを淡いタッチで配したオリジナルビジュアル。また、同時に解禁された特報映像は、さまざまなキャラクターのカットに「痛いほどの好きは、きっといつか愛しくなる」というコピーが添えられており、登場人物たちに温かく寄り添い、丁寧に紡がれる物語を予感させるものとなっている。
アニメ化・劇場公開決定に際し、原作者の志村は「原作は地味な作品ばかりを集めたオムニバス形式の作品集です。描いてる真っ最中の私は別に“地味に作るぞ”という意気込みで描いてはいないのですが、結果的に地味と評されることが多いのです。それなのに数多ある漫画の中から見つけ、アニメにしようと考え、細部に至るまで丁寧に関わってくださったスタッフの皆様には感謝しかありません。そして個人的に気に入っている短編たちをひとつにまとめてくださいました。本当に頭が下がるばかりです。読者の皆様にもご覧いただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。
なお、12月20日から前売り券が発売され、購入特典として解禁された描き下ろしティザービジュアルのクリアファイルがついてくる予定。
劇場版アニメ『どうにかなる日々』は2020年初夏に期間限定公開。