LINEマンガNo.1『鈍色の箱の中で』ドラマ化 切なく危険な偏愛ラブストーリー
LINEマンガで月間読者数ランキングNo.1を獲得した篠原知宏の人気漫画『鈍(にび)色の箱の中で』がドラマ化され、テレビ朝日にて2020年1月期より放送されることが決まった。
【写真】ドラマ『鈍色の箱の中で』ロゴビジュアル
本作では“鈍色の箱”(分譲マンション)の中で共に成長してきた幼なじみ5人の高校生の初恋が描かれる。と言っても、単に甘く切ないだけの青春ラブストーリーではない。全員が誰かに片思いしている状態なのに、幼なじみならではの微妙な距離感や嫉妬心、劣等感が邪魔して、自分の気持ちを打ち明けられないまま年月を重ねていき、行き場をなくした恋心は次第にドロドロとした呪いのようなものに形を変え、それぞれを捕らえて離さなくなる。
高校生になった5人の関係はさらに複雑に交差し、それぞれが鬱屈した想いを抱えながら、すれ違い、互いに傷つけ合う中で、物語はやがて思ってもみない展開へと突き進んでいく。
物語を彩るのは、高校生たちの揺れ動く気持ちを映し出す“キス”の数々。“気持ちを押し付ける独りよがりのキス”、“寂しさを埋めるだけのキス”、“略奪のための強引なキス”、“気持ちを試す駆け引きのキス”、“慰めのキス”…。そしてこれらすべてのキスに共通しているのが、一方通行でしかない“片思いのキス”であるということ。毎話クライマックスには、切なく、そして狂おしいキスシーンが登場する。
原作者の篠原は「ドラマ化のお話をいただいた時はちょうど妊娠中で、どこからどこまでが現実かよく分からずとりあえずたくさん甘いものを食べたのを覚えています(笑)。素敵なキャストさんやスタッフさん達によって、美羽たちがどんな風に喋って笑って泣いて物語を紡いでいくのか、本当に楽しみです!」とのコメントを寄せている。
ドラマ『鈍色の箱の中で』は、テレビ朝日にて2020年1月より放送。