リアム・ギャラガーの成功と挫折、復活までを克明に映す ドキュメンタリー映画予告
イギリスの伝説的ロックバンド・オアシスのメンバーだったリアム・ギャラガーの、オアシス時代からソロミュージシャンとして復活するまでの姿にフォーカスしたドキュメンタリー映画『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』より、予告編とビジュアルが解禁された。
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オアシスは1991年に結成され世界的な成功を収めたが、リアムとバンドメンバーである兄ノエル・ギャラガーとの確執が表面化し、2009年に解散した。同年リアムをフロントマンにしたバンド「ビーディ・アイ」を結成するも軌道に載らず解散。それから3年の時を経て、ソロでの音楽活動をスタートしたリアムは、再起を賭けたファーストアルバム『アズ・ユー・ワー』で全英1位を獲得。30万枚以上を売り上げプラチナディスクとなり、見事完全復活を遂げた。
本作はそんなリアムの成功、挫折、苦悩からの復活をありのままに映し出し、彼の素顔に迫る作品となっている。
予告編は、オアシスのライブで熱狂する人々を映した映像からスタート。しかしその後、リアムは「兄弟で20年もやってきたのに。兄貴と大喧嘩して終わった」と語り、「何すりゃいい? もう終わりだ! 俺はいったい誰なんだ?」と解散当時の動揺が伝わる言葉を口走る。そして、親密な関係者からも「バンド解散に離婚訴訟。あいつはどん底だった」と当時のリアムの様子が語られる。
「ある日何もない俺に誰かがギターを渡してきたんだ」。やがてリアムは自分の「音楽」と向き合い最後の賭けに出る。どん底から這い上がり「ステージのど真ん中、そこが俺の場所だ」と断言するリアム。そのほか映像には、ギャラガー家の長男ポールと母ペギー、リアムの息子たちといった家族の姿、ネット動画で話題を呼び再起のきっかけとなったバーでの弾き語りシーン、マンチェスターテロのチャリティーライブ「ワンラブマンチェスター」でコールド・プレイのクリス・マーティンと共演する姿も映し出される。
さらに、オアシス解散後も執拗にSNSで攻撃する兄ノエルに対する、リアムの本当の気持ちが周囲の人々の口によって明かされるシーンも。イギリスのロックシーンのトップを走り続けたリアムの音楽への情熱が伝わるような、高揚感に溢れた予告となっている。
ビジュアルは、オアシス時代とは異なる表情で前を向くリアムを横から捉えたもの。その横には「彼は、最後のロックンロール・スター。」というキャッチコピーが添えられている。
映画『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』は7月3日より全国公開。