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医療制度のタブーに向き合う南杏子の最新小説『いのちの停車場』映画化決定

映画

 デビュー作『サイレント・ブレス』や、テレビドラマ化が決定している『ディア・ペイシェント 絆のカルテ』などで知られる、現役医師で作家の南杏子による本日発売の最新小説『いのちの停車場』(幻冬舎)の映画化が早くも発表された。

【写真】『いのちの停車場』原作者の南杏子

 原作者の南は、終末期医療専門病院に勤務し、命の終りを真摯に見つめる現役医師ながら、2016年に現代の終末医療や在宅医療を描いた『サイレント・ブレス』にて作家デビュー。2018年には、日本の医療界の現実をえぐりながら、医師たちの成長と挫折を描いたヒューマンサスペンス『ディア・ペイシェント 絆のカルテ』を発表した。『ディア・ペイシェント』は女優の貫地谷しほりの主演で、NHKでドラマ化されることも決定している。

 そんな南の最新作となる本作は、今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点、そして、尊厳死・安楽死などの医療制度のタブーに正面から向き合い、それらに携わる医師、患者、その家族が織りなすヒューマンドラマ。

 製作の東映は各社との争奪戦の末、映画化権を獲得。監督、出演キャストについては今後改めて発表される。

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