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石坂浩二、“金田一タッグ”角川春樹最後の監督作『みをつくし料理帖』への思いを語る

映画

 女優の松本穂香が主演を務める映画『みをつくし料理帖』より、主人公・澪(松本)の働く「つる家」の店主役を演じる石坂浩二のインタビュー映像が解禁された。角川春樹監督とは金田一耕助シリーズ以来タッグを組んできた石坂は、本作を従来の角川監督作品とは少し色合いの異なる「現代版の江戸の人情話」と語っている。

【写真】豪華キャスト陣の姿が多数! 映画『みをつくし料理帖』場面写真

 高田郁による同名のベストセラー時代小説を実写化する本作は、幾度となく訪れる苦難を乗り越えながら料理に真剣に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と不変の友情を描く。『犬神家の一族』(1976)、『セーラー服と機関銃』(1981)、『時をかける少女』(1983)など数々の大ヒット作を生んだ角川春樹が、生涯最後の監督作としてメガホンをとる。

 享和二年。大坂。8歳の澪は幼なじみの野江と「何があってもずっと一緒や」と約束を交わすが、その夜から大坂を大洪水が襲う。澪は両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまう。時が流れ、澪は江戸・神田のそばどころ「つる家」で料理人として働いていた。店主に助けられた澪は料理の才を見いだされ、その料理が評判に。ある日、吉原で料理番をしている又次(中村獅童)というこわもての男が店を訪れ、吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために看板料理を作ってくれと頼む。この日を境に運命の歯車が動き出す。

 石坂は、主人公・澪の料理の才能を見いだし、自らの店「つる家」の料理人として天涯孤独となった澪を温かく見守る店主・種市を演じている。

 角川監督とは、初のプロデュース作品として大ヒットを記録した横溝正史原作のミステリー映画1作目の『犬神家の一族』(1976)で主演の金田一耕助役を演じて以降、横溝正史シリーズ作の全5作に出演してからの長い歴史がある。

 インタビューで石坂は、金田一を演じたことが人生のターニングポイントだったと明かし、本作の出演オファーを受けた際は、角川監督の最後の作品と聞いて喜んで応じたとしている。

 石坂は、従来の角川監督作品には「ダイナミックさがいつもどこかに潜んでいる」とした上、本作については「これまでとは少し違う狙いがある気がしている」と語り、「人情話をあまり人情話っぽくやらず、現代版の江戸の人情話に仕上げる、それが角川さんの狙いじゃないかと思う」と推測。「人間関係が今よりやや密なところがあって、密の方が楽しいというつもりで演じている。それを探していただいて、皆さんの暮らしの中のちょっとしたヒントになれば」と話した。

 自身の演じる種市の役どころについては、「昔ながらの人情話なら娘のごとく(澪をかわいがる)となるが、それが全くなく、ドライに付き合っている」と語る。また、「上方出身の澪にとって料理は薄味で、見た目の色がしつこくない。それが江戸へ来てさんざん言われても突っぱねているところがある」と、江戸と上方の料理の違いを巡り2人の間にちょっとした食い違いがあることも明かした上、「今風のいい親子関係みたいになってくるといいと思う」と話した。

 主演の松本については「いろんなものを吸収したい気持ちの強い方。初日からどんどん吸収して、ますます磨きがかかっている状態」と評した。

 映画『みをつくし料理帖』は10月16日より全国公開。

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