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電気グルーヴ・石野卓球ら『アングスト/不安』観客の覚悟を問うコメント到着

映画

映画『アングスト/不安』チラシビジュアル

映画『アングスト/不安』チラシビジュアル(C)1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion

 実録スリラー映画『アングスト/不安』より、本作をいち早く鑑賞した電気グルーヴ・石野卓球、でんぱ組.inc・相沢梨紗ら著名人から、これから衝撃的な本編を観る観客の覚悟を問うコメントが到着した。

【写真】『アングスト/不安』異常な場面写真

 1980年にオーストリアで実際に起きた殺人鬼ヴェルナー・クニーセクによる一家惨殺事件を映画化した本作。刑務所出所後の殺人鬼=狂人が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を、凶暴かつ冷酷非情なタッチと斬新なカメラワークを用いて表現した。狂人自身のモノローグで綴る構造や全編に徹底された陰鬱なトーンなど、作品自体が“異常”であり、他に類を見ない芸術性を発揮した衝撃的作品となっている。

 そのあまりにショッキングな内容のため、83年公開当時、本国オーストリアでは1週間で上映打ち切り、他の欧州諸国でも上映禁止。イギリスとドイツではビデオの発売も禁止。米国ではXXX指定を受けて配給会社が逃亡したという。ここ日本でもごく少数のレンタル用VHSが出回ったのみで、以降観たくても観れない作品となっていたが、今回R15+指定で公開される。

 日本劇場初公開に際して、本作の異常な魅力に取りつかれた著名人の方々からコメントが到着。電気グルーヴの石野卓球は「すごい!カメラワークもK・シュルツ(K・シュルツェ)の音楽も素晴らしい。1983年にこんなすごい作品が作られていたなんて、、、」、でんぱ組.incの相沢梨紗は「自分の心を疑い、闇の中を旅するような映画でした」と、長年封印されてきた“異常な傑作”を鑑賞し、受けた衝撃を寄せている。

 作家の大石圭は「あまりにもリアリティがあるので、観ているあいだずっと、僕は掌に汗を滲ませていた。そして、いつの間にか、冷血な主人公に感情移入してしまった。危険な映画だ」と警告し、映画ライターの山崎圭司は「新タイトルでの開放はめでたいが、こんな極悪問題作がシャバに出て大丈夫だろうか。犬は無事だが、この殺戮に理屈はない。ひたすら不安だ」と、作品が世に放たれることへの不安を口にしている。

 そのほか、犯罪ジャーナリストの小川泰平、犯罪心理学者の桐生正幸ら多くの著名人が、これから鑑賞する人々に向け、本作の衝撃を受け止めることが出来るか、その覚悟を問う声を寄せている。

 映画『アングスト/不安』は7月3日より全国順次公開。

映画『アングスト/不安』予告

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