「ポールダンスじゃないわ」おばあちゃん同士の毒舌合戦!?『チア・アップ!』本編映像

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女優のダイアン・キートンが、平均年齢72歳のチアリーディング・チームのメンバーを演じる映画『チア・アップ!』より、本編映像が解禁。チアリーディング・チームの結成を目指す主人公が、それに反対する町を牛耳るボスとちょっぴり毒舌な言い合いをするシーンが収められている。
【写真】いくつになっても夢は叶えられる!『チア・アップ!』場面写真
本作は、余生を過ごすため高齢者居住区に引っ越してきたヒロインが、隣人に触発されチアリーディングチームを結成しようと奮闘する姿を描く笑いと涙のハートフル・ストーリー。オスカー女優のダイアンが積年の夢であったチアリーディングに挑戦するチャーミングなヒロインを演じ、ジャッキー・ウィーヴァー、パム・グリアなどのベテラン女優が共演する。
余生をゆっくりと過ごすためシニアタウンに引っ越してきたマーサ(ダイアン)。しかし、お節介焼きの隣人シェリル(ジャッキー)に、「昔、チアリーダーになりたかったの」とこぼしたところ、「夢を叶えるのは今からでも遅くない」と焚(た)き付けられ、チアリーディング・クラブを結成することに。ところが、オーディションに集まったのは、チア未経験どころか腕が上がらない、膝が痛い、坐骨神経痛持ちの8人。まわりからは絶対できないと笑われ、バカにされながらも、彼女たちはお互いを励まし合いながら練習に打ち込み、全米チアリーディング大会に出場を決めるが…。
マーサが引っ越してきたのは、住民は最低でも1つのクラブに所属しなければならないという決まりがある高齢者居住区サン・スプリングス。今回解禁された本編映像は、既存のクラブに興味が持てなかったマーサが、意気投合した隣人シェリルと共にチアリーディングチームを結成することを決意し、申請会でそれを宣言するシーン。
意気揚々と宣言した2人に対し、町を牛耳るボスのヴィッキー(セリア・ウェストン)は「でも誰を応援するの?」「悪いけど認められない」「1つには保険の問題ね」などと猛反対。さらに「この町の品位を落とすわけにはいかない」と冷たく言い放つが、マーサは「ポールダンスじゃないわ」とユーモラスに言い返し、周囲からは笑いが起こる。
そんな状況にばつの悪い表情を浮かべながらも、ヴィッキーは「私はチアのリーダーだった」と明かす。アメリカでチアリーディング部の女子といえば、青春映画やドラマでよく描かれているように、常にスクールカーストのトップに位置することが多い憧れの存在。高貴な南部出身者しか入会できない「南部美人(南北戦争前に“サザン・ベル”と呼ばれたアメリカ南部の上流階級の若い娘のこと)の会」に所属するヴィッキーは2人を鼻で笑い、「(チアリーディングは)思っている以上にキツいのよ。若い女性でもね。もう少し年齢に見合ったクラブにしてはどうかしら」と提案する。
それでもマーサは「気に入ったクラブがなければ作ればいいとおっしゃった」と食い下がり、ヴィッキーから「正式にクラブを立ち上げるには8人必要よ」と言われると「それなら集めます」と涼しい顔で即答する。果たして平均年齢72歳のチアリーダーたちは、シニアタウンカーストを覆すことができるのか。マーサ達が無事にチアチームを結成した後も、なにかと邪魔をしてくる愛すべき悪役のヴィッキーにも注目だ。
映画『チア・アップ!』は7月3日より全国公開。