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“ジオウ”・奥野壮、暴走族OB役挑戦 主演映画でリーゼント&坊主頭に

映画

 2018年から2019年にかけて放送された特撮ドラマ『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日)で主人公を演じた俳優の奥野壮が、映画『灰色の壁~歯車~』で主演を務めることが発表された。暴走族OB役を演じ、リーゼントや坊主頭を披露する。

【写真】奥野壮がリーゼント&坊主頭を披露! 映画『灰色の壁~歯車~』フォトギャラリー

 本作は実話を基にした、義理と人情と裏切りが渦巻くヒューマンドラマ。舞台は平成初期の埼玉。バブルが崩壊し、暴力団対策法が施行された直後、最後の縄張りを死守する暴力団と、自由に街を牛耳る若者たちがいた。若者の抗争は日に日にエスカレートしヤクザを凌ぐ勢力と化し、暴走する者は次々と少年刑務所に送り込まれるが、そこには排他的なルールが待ち構えていた…。

 奥野は2000年8月21日生まれの19歳で、2017年11月の「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞と明色美顔ボーイ賞をダブル受賞。仮面ライダーシリーズ平成最後の作品『仮面ライダージオウ』で主演を務めたほか、ドラマ『ピーナッツバターサンドウィッチ』(MBS)、映画『私がモテてどうすんだ』(2020年7月10日公開)に出演するなど、活躍を続けている。

 そんな奥野が本作で演じるのは、暴走族のOBで、とあるきっかけから少年刑務所に送り込まれてしまう吉田正樹役。これまでの好青年のイメージとは打って変わって、リーゼント姿と実際に散髪した坊主姿を披露している。

 奥野は出演オファーを受けた当時を振り返り「この作品のお話を最初にいただいた時、是非やってみたい!と強く思いました。実話に基づいた作品というのは経験が無かったし、元々こういう1人の人間の歴史のようなものを演じてみたかったので願っても無いチャンスだと思いました」と述懐。

 坊主頭になったことについては「お芝居の中で坊主になるというのは光栄なことで、今回こうして作品を通して自分のやってみたいことができているというのは幸せなことだと思います。坊主になってから頭が芝生みたいに気持ちが良くて1日5回は頭を撫でています笑」とコメント。

 続けて「今は気がつくと、別の取材でうまく笑えなくなっている程、無意識に役に入り込んでいます。僕が演じるこの作品の主人公の繊細な心情の変化を丁寧に表現出来たらと思っています」と意気込み、「(映画の主人公のモデルとなった)ご本人とも当時どんなことを感じていたか、摺り合わせさせていただき、監督とも意見交換をしながら真摯に役に向き合えているので、今から公開が楽しみですし、皆さんにも是非、この髪型の変化だけでなく、作品のメッセージをしっかりと届けられたら嬉しいです」と語っている。

 映画『灰色の壁~歯車~』は2021年春全国公開。

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