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“悪魔”と呼ばれた少年が人間の悪意に立ち向かう『異端の鳥』壮大な日本版予告解禁

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映画『異端の鳥』メインビジュアル
映画『異端の鳥』メインビジュアル(C)2019 ALL RIGHTS RESERVED SILVER SCREEN CESKA TELEVIZE EDUARD & MILADA KUCERA DIRECTORY FILMS ROZHLAS A TELEVIZIA SLOVENSKA CERTICON GROUP INNOGY PUBRES RICHARD KAUCKY

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ステラン・スカルスガルド

ハーヴェイ・カイテル

ジュリアン・サンズ

バリー・ペッパー

ウド・キア

 昨年のヴェネチア国際映画祭で賛否を呼んだ映画『異端の鳥』の新公開日が、10月9日に決定。併せて、主人公の幼い少年を襲う容赦ない迫害や人間が持つ悪意を捉えた日本版予告編が解禁された。

【写真】“発禁の書”を映画化『異端の鳥』場面写真

 本作は、第2次大戦中、ナチスのホロコーストから逃れるため1人で田舎に疎開した少年が、差別と迫害にあらがいながら強く生き抜く姿と、異物である少年を徹底的に攻撃する“普通の人々”を赤裸々に描く。

 原作は、ポーランドの作家イェジー・コシンスキが1965年に発表した『ペインティッド・バード』。ポーランドでは発禁書となり、作家自身も謎の自殺を遂げた。その“いわくつきの傑作”を、チェコ出身のヴァーツラフ・マルホウル監督が11年の歳月をかけて映像化、モノクローム3時間の大作に仕上げた。新人のペトル・コラールが迫害を生き抜くうちに徐々に心を失っていく少年を演じるほか、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ジュリアン・サンズ、バリー・ペッパー、ウド・キアなど、いぶし銀の名優たちが顔をそろえる。

 ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で上映されると、少年の置かれた過酷な状況の描写が賛否を呼び、途中退場者が続出する一方、10分間のスタンディングオベーションを受け、ユニセフ賞を受賞。その後も本年度アカデミー賞国際長編映画賞のチェコ代表に選出。本年度チェコ・アカデミー賞(チェコ・ライオン)では最多の8部門を受賞した。

 予告編は、主人公の少年が大切そうにか弱いフェレットを抱え、息を切らしながら懸命に何者かから逃げようとする映画のオープニングシーンで幕を開ける。次の瞬間、体当たりしてきたのは、彼と背丈の変わらない幼い少年だった―。家族とはぐれた少年は、瞳や髪、肌の色が違うために行く先々で“よそ者”“異端”扱いされ、「この子は悪魔の使いだ。我らに死を招く」という言葉まで向けられる。

 人々の憎悪と暴力の矛先は、少年だけにとどまらない。戦争という狂気のうねりの中で多くの人命が虫けらのように扱われ、自己正義や嫉妬といった大義名分のもと人間が持つすさまじい残虐性があぶりだされていく。幼気な少年は「家に帰る」という強い願いを胸に、人間の悪意にたった1人で立ち向かい、大自然の中をさまよいながら、たくましく生き抜いていく。

 マルホウル監督は「『異端の鳥』は悪についての探求、そして善と共感、愛についての物語です。本作の中に善と愛を発見する時、我々はその本質に感謝し、より多く求めます。これは人間が善を求めているという映画のポジティブなメッセージです。主人公の少年が“家に帰りたい”と泣いたとき、観客の皆さんも愛のある安全な場所に、家に帰りたいと思うでしょう。そして、私は『異端の鳥』が提起する質問に悩まされています。“人間は罰を受けることがなければ、悪に向かう”と言う心理学者は正しいのでしょうか? はたして悪は人生の闘いの中で、避けられないものなのでしょうか? 私はまだこれらの答えを探し続けています」と語っている。

 映画『異端の鳥』は10月9日より全国公開。

映画『異端の鳥』予告編

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