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妻夫木聡、16年ぶりTBS連続ドラマ主演 東野圭吾『危険なビーナス』ドラマ化

エンタメ

 俳優の妻夫木聡が、10月にスタートするTBS日曜劇場『危険なビーナス』(TBS系/毎週日曜21時)に主演することが発表された。妻夫木がTBSの連続ドラマで主演を務めるのは、2004年4月期の日曜劇場『オレンジデイズ』以来16年ぶりとなる。

【写真】『オレンジデイズ』以来16年ぶりに日曜劇場で主演を務める「妻夫木聡」

 作家・東野圭吾の同名小説を実写化する本作は、とある失踪事件をきっかけに、主人公が巨額の遺産をめぐる謎に挑む壮大なミステリー作品。東野の小説が日曜劇場でドラマ化されるのは、『新参者』(2010年)以来10年ぶり。脚本は、『グランメゾン東京』、映画『キングダム』などを手がけた黒岩勉。

 妻夫木が演じる主人公・手島伯朗は、正義感が強くうそのつけない独身獣医。ある日突然「弟の妻」を名乗る謎の美女が現れ、弟が失踪したと聞かされる。困っている女性を放っておけない伯朗は、その美女と共に弟の行方を追うことに。そして、30億円もの遺産が絡んだある名家の争いに巻き込まれていく。伯朗にとって、その名家「矢神家」とは、実父の死後に母親が嫁いだ先であり、失踪した弟は異父弟。連れ子として肩身の狭い思いをしてきた伯朗は、母亡き後から矢神一族と距離を置いていたが、弟の失踪により矢神家に再び足を踏み入れることに―。

 妻夫木は「出演させていただくからには、16年前の自分に負けないように、今年40歳となる自分自身ができることをこのドラマで体現していきたいと思います」と意気込む。また、「日本中が大変な時ですが、『このドラマがあるから、家にいるのも悪くない!』と思っていただけるような、少しでも皆さまの助けになる作品をお届けできればと思っています」と話している。

 原作者の東野は「自分でいうのも変ですが、『危険なビーナス』には面白いピースがたくさん詰まっています。それらを玩具にして、もっといろいろと遊びたかったのですが、小説ではミステリ要素を重視したため泣く泣く我慢をしました。その分ドラマの制作陣、役者さんたちには、思い切り好きなように遊んでもらいたいです」とコメントしている。

 日曜劇場『危険なビーナス』は、TBS系にて10月より毎週日曜21時放送。

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