『大正浪漫探偵譚』再び! 栗田学武&三浦海里&來河侑希、作・演出の鈴木茉美が語る自信「間違いなく面白くなる」
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劇団10周年のメモリアルイヤーに初の全国ツアーを成功させた劇団アレン座。彼らの次なるタイトルは、舞台『大正浪漫探偵譚 ‐エデンの歌姫‐』。3年前に上演したタイトルを、作・演出の鈴木茉美(劇団アレン座)が再度練り上げ、新たな座組で描く。今回、主人公の探偵・東堂解役の栗田学武(劇団アレン座)、北原進役の三浦海里、劇団主宰の來河侑希(劇団アレン座)にインタビュー。また、同劇団の作品を生み出す脚本家・演出家の鈴木茉美にも話を聞いた。
【写真】栗田学武&三浦海里&來河侑希、それぞれのソロカットも!
■栗田学武&三浦海里&來河侑希インタビュー
――栗田さんは、『エデンの歌姫』の東堂解は初めて演じます。東堂に臨むにあたって、どんな思いがありますか。
栗田:前回の『エデンの歌姫』と、今年上演した『探偵東堂解の事件録』では、劇団員の竹中凌平が東堂を演じていて。竹中の東堂を体に入れつつ、新しい『エデンの歌姫』の東堂に向かいたいなという気持ちがあります。ただ、(三浦)海里とも話していたんですが、「お互いちょっと前作を引きずりすぎかもしれないね」と。前作の感覚は残しつつ、あまり考えすぎずに行こう、というのが現段階で考えていることです。
――三浦さんは3年前の初演と同じ北原役を演じます。
三浦:題材としては同じものをやっているんですが、変更点も多く、個人的には再演というより、新しい作品に臨む感覚に近い。前回の記憶はほぼ捨てていて、今改めて「どういう風に作っていこうかな」と悩んでいます。それに今回は、前回と違って前日譚にあたる『探偵東堂解の事件録』を経てからの『エデンの歌姫』と、時系列順になっている。そこは大きな違いで、同じセリフでも感じ方が違うものが多くて。今、本当に謎を解いている感じです。
――來河さんは今回は木崎役として物語に入られます。中に入ってみて今見えているものとは。
來河:自分は役者としてはとても不器用で、バックボーンをしっかり作ってやっていかないと、なかなかできない人間なんです。まだ全然追いつけていないところもあるので、まずは茉美さん(作・演出の鈴木茉美)の言われている演出を信じて、それを元に感情を繋げて考えていこう、という段階です。作品の見え方としては、海里も言ってくれたように、前回は単独の作品という意識が強かったところが、今回はシリーズの繋がりを意識できている。なので、全く違う作品ができあがりつつあるなと感じています。
――稽古が始まってみて、カンパニーの雰囲気はいかがですか。
三浦:前回の『エデン』より全体のキャストの年齢層が若くなったなというのはあって。今回は僕より若い子もたくさんいるし、個人的には2回目でもあるので、稽古の雰囲気や進行の仕方で、少しでも背中を見せられたらいいなと。話しやすい方ばかりで、空気はすごくいいなと思います。
來河:劇団を10年やってきた中で、ひとつだけ考えが変わったことがあって。いいカンパニーを作ることが、作品をよくする一番の方法で、そうすることでお客さんに伝わりやすい作品になる、と。そういう意味で、爽やかで会話のしやすいキャストの皆さんが揃ったなと。化学反応を起こして、いろんな人と掛け算をして爆発させていくようなカンパニーかなと思います。
栗田:今回は茉美さんの提案で、稽古場にディスカッション用のスペースが設けられていて。役者同士で喋れる空間が用意されているのも特徴的かなと。
來河:あとはコーヒーですね。うちの劇団は、どこのカンパニーよりもコーヒーが美味しい! お客さまからいただいた応援コーヒーチケットでみんなでおいしいコーヒーを飲んで、それがさらにいい稽古場の空気を生んでいます。
(左から)鈴木茉美、三浦海里、栗田学武、來河侑希
――前作では10周年の全国ツアーを実現されました。周ってみて感じた手応えや、その経験が今作にもたらしている影響はありますか。
栗田:想像以上に、各地域の方が来てくださって。日本全国にこんなに僕らの舞台を観たいと思ってくださる方がいるんだ、というのはすごく励みになりましたし、うれしかったです。
來河:全国ツアーを経験できたというのは、本当に大きくて。劇団に関わってくれる大勢の方々が一堂に会する機会にもなって、ツアー前後では劇団としての姿勢や景色が全く違う。「劇団を続けていいんだよ」という自信にもなりましたし、11年目、12年目とやっていくための軌跡になったな、と。
――最後に、主演の栗田さんから読者へのメッセージと意気込みをお願いします。
栗田:僕はこの劇団にいて、作・演出の茉美さんを信じてその場に身を投じれば、必ず面白くなるという揺るぎない自信があって。なので今回も、作品をしっかり体現することができたら、間違いなく面白くなると思っています。全員で一生懸命、作品の世界を作っていくので、首を長くして待っていただければ、必ずいいものをお届けします。楽しみにしていてください。
■作・演出 鈴木茉美インタビュー
【公演概要】
舞台『大正浪漫探偵譚 ‐エデンの歌姫‐』
9月5日~12日 東京・IMAホール
■出演:
栗田学武(劇団アレン座) 來河侑希(劇団アレン座) 新井雄也 伊万里有 佐藤弘樹 三浦海里 亀田結心 西岡諒佑 吉田拓也 吉田邑樹 野間理孔 桑原勝 水越里歌
林田麻里 近童弐吉
■スタッフ
作・演出:鈴木茉美(劇団アレン座)
舞台美術:片平圭衣子
舞台照明:尾形瑛子
音響:川西秀一(Lucky jr. Sound)
音楽・原曲:翡翠(月読レコード)
アクション振付:小笠原竜哉(ジャパンアクションエンタープライズ)
舞台監督:森下紀彦
歌唱指導:吉田純也
映像:浦島啓(colore)
衣裳:西田さゆり(Ns costume)
ヘアメイク:藤本麗
演出助手:渡辺帆南(ASAP)、増田美咲(ASAP)
アンダー:柿本龍星、永井良
宣伝美術:大串潤也(mepakura)
宣伝美術補助:升田智美(Mdesign)
撮影:渡部実加子
制作協力:島崎翼(feather stage)
制作:藤田秀幸、川口葉月、仲宗根久乃
プロデューサー:キタガワユウキ
<公式サイト>https://romataneden2026.com/