ナタリー・ポートマンはワイルドなテキサス美人 『ソング・トゥ・ソング』キャストそれぞれの衣装に注目

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テレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』より、ナタリー・ポートマンら出演者それぞれをファッショナブルに写し出した写真が解禁。併せて、本作の衣装デザイナー、ジャクリーン・ウェストのインタビュー映像も公開された。
【写真】M・ファスベンダーはジョルジオ・アルマーニ着用、R・ゴズリングはジョン・フォガティ風 『ソング・トゥ・ソング』キャラクターごとの衣装
本作は、青春を引きずった大人たちが、絶望と孤独にもがきながら人生の輝きを見いだしていく、破滅的でエモーショナルなラブストーリー。巨匠マリック監督とアカデミー賞を3度受賞した名カメラマン、エマニュエル・ルベツキがタッグを組んだ。ナタリー・ポートマン、ライアン・ゴズリング、ルーニー・マーラ、マイケル・ファスベンダーら豪華俳優陣が出演するほか、パティ・スミス、リッキ・リー、イギー・ポップ、ジョン・ライドン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどさまざまなミュージシャンも出演して多彩な音楽と共に映画に彩りを与えている。
衣装デザイナーのジャクリーン・ウェストは、マリック監督と長年仕事を共にしており、衣装を手掛けるのは本作が5作品目。また、これまで『クイルズ』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、『レヴェナント:蘇えりし者』で、アカデミー賞衣裳デザイン賞にノミネートされた経験を持つ。
監督の好みを知り尽くしているウェストは、インタビューで「テレンスとの仕事では、本当に台本がないの。最近の作品はあらすじだけよ。台本をもらった最後の映画は『ツリー・オブ・ライフ』だった。もっと気分や雰囲気を重視したやり方なの」と明かし、「テレンスは見えなくなるほど服を暗く撮るの。顔と目に魂があると思ってるから。そこを明るく見せたいのよ」と話す。
そのほか、女性キャラクターそれぞれの衣装選びについても言及。ルーニー扮するフェイの衣装は「テレンスはルーニーのオードリー・ヘップバーンに似た容姿を気に入ってた。だから私は彼女の衣装を上品でシンプルなものにしたの。ヘップバーンのような控えめな衣装よ」。ナタリー扮するロンダの衣装については「(ルーニーとは)対照的にナタリーは、もっとワイルドなテキサス美人よね。だから、かなり上品さを抑えてよりセクシーな衣装にしたのよ」とコメント。
本作では本物のミュージシャンが多数出演しているが、彼らの衣装もウェストが担当。ただし、ミュージシャン自身が持っている独自のスタイルを尊重することもあったという。キャストそれぞれの個性が際立つ衣装にも注目だ。
映画『ソング・トゥ・ソング』は12月25日より全国公開。