『キングダム』累計7000万部突破 コミックス60巻は初版100万部
12月18日に発売された『キングダム』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載中)のコミックス最新60巻が、シリーズ初の初版発行部数100万部に到達。これによりコミックス累計発行部数は7000万部を突破した。
【写真】『キングダム』累計7000万部突破記念 信と政の「目」がテーマの駅貼り広告
作者の原泰久は1975年6月9日生まれ、佐賀県出身。大学在学中に描いた作品が第40回ちばてつや賞ヤング部門にて準大賞を受賞する。大学院卒業後はシステムエンジニアとして就職するも、漫画家になる夢を諦めきれず勤務先を退社し、2003年に「週刊ヤングジャンプ」の新人賞である第23回MANGAグランプリにて『覇と仙』で奨励賞を受賞。同年「ヤングジャンプ増刊 漫革」Vol.36に掲載された『金剛』で漫画家デビューする。
「週刊ヤングジャンプ」2006年9号から連載スタートした『キングダム』は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信と、後に始皇帝となる若き王・えい政(※)の、中華統一に向けた歴史上最も果てしない戦いを描く、本格歴史大河漫画。
時は紀元前、中国春秋戦国時代。500年以上の長きにわたり戦乱が続くこの大戦争時代に、中華を目指す若き王と天下の大将軍を志すひとりの下僕がいた。2人の少年たちが見た夢は、7つの国の運命と300を超えるキャラクターの人生を巻き込んで、まだ誰も知らない壮大な未来へと続いてゆく。
「週刊ヤングジャンプ」の連載でも圧倒的な人気を誇り、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。テレビアニメ放送や山崎賢人主演による実写映画の大ヒットでも大きな話題となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレビアニメ第3シリーズの放送が中断していたが、2021年4月に放送再開されることが決まった。実写映画の続編製作も決定している。
本作の初版発行部数100万部到達と累計発行部数7000万部突破を記念し、WEB動画「未ングダム」の第2弾【演説編】が12月18日より公開された。また、これまでの戦いを背負いながらこの先にある大きな夢を見据える、信と政の「目」をテーマにしたビジュアルの駅貼り広告が、12月21日以降、東京、大阪、福岡に登場。このビジュアルを使用したコミックスのかけ替えカバーが、ノベルティとして一部書店で配布される。
『キングダム』コミックス最新60巻は、集英社より12月18日発売。
※えい政の「えい」の正式表記は、「亡」の下に「口」、その下に「月」「女」「ジン(訊の右側)」が横一列に並ぶ