『ハリー・ポッター』TVドラマシリーズ制作か 米報道にワーナーがコメント

人気映画『ハリー・ポッター』シリーズが、実写版のテレビドラマシリーズになるかもしれない。HBO Maxで制作について話し合いが行われていると、米メディアが報じている。
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Varietyによると、制作のごく初期の段階にあるという。脚本家やキャストなど、具体的なことはまだ決まっていないものの、多くの脚本家と話し合いがもたれているそうだ。『ハリー・ポッター』シリーズの物語のうち、どの部分が取り上げられるか、明らかになっていない。
本作のドラマ化については、The Hollywood Reporterが「広くアイディアが話し合われている」と第1報を伝えた。しかし、ワーナー・ブラザースとHBO Maxが、共同で声明を発表し「『ハリー・ポッター』シリーズ制作の企画はありません」と否定。
否定コメントを受けたうえで、Varietyでは、複数の情報筋が本作のドラマ化が制作の初期段階にあると認めたと報道している。
J・K・ローリングの児童小説「ハリー・ポッター」シリーズは、世界で最も有名な書籍のひとつ。全7巻のシリーズは、世界で5億冊以上も販売され、8作公開された映画化シリーズは世界で80億ドル(約8300億円)近い興行収入を上げたという。また、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズも制作され、第3弾が2022年に公開される予定だ。
現在、各スタジオが傘下のストリーミングサービス向けに、ヒット作のスピンオフシリーズを続々投入している状況で、『ハリー・ポッター』シリーズのドラマ化についても、想像に難くないという。
ディズニーは、マーベル作品や『スター・ウォーズ』の関連作品、ディズニーやピクサーのアニメをDisney+にて続々制作しており、ワーナー・ブラザース傘下のHBO Maxでも、『スーサイド・スクワッド』のスピンオフシリーズで、ジョン・シナが主演する『Peacemaker(原題)』や『グリーン・ランタン』のシリーズなど、DCコミックの関連作品の制作が明らかになっている。