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北村匠海、『明け方の若者たち』映画化で主演 人生の“マジックアワー”を描く20代の青春譚

映画

 カツセマサヒコの青春恋愛小説『明け方の若者たち』(幻冬舎刊)が、俳優の北村匠海を主演に迎えて映画化されることが発表された。本作は、大都会・東京に生きる若者<僕>の、突然出会った<彼女>との人生最大の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描く。

【写真】映画『明け方の若者たち』主演を務める北村匠海とカツセマサヒコ

 原作は、ツイッターでの“妄想ツイート”が話題を呼び、フォロワー数14万人以上を誇るウェブライター、カツセマサヒコの長編小説デビュー作。現代でしか表現できない“エモさ”に共感者が続出し、安達祐実、村山由佳、尾崎世界観、紗倉まな、今泉力哉、長谷川朗など各界の著名人や書店員から推薦の声が集まり、デビュー作にしてAmazon日本文芸ランキング1位(2020年5月18日調べ)、王様のブランチBOOKRANKING2位(2020年6月27日放送)、Apple Books新人賞受賞などの大ヒットを記録した。

 主人公の<僕>役を務めるのは、ダンスロックバンド・DISH//のリーダーを務めるほか、映画『君の膵臓をたべたい』(2017)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、近年数々の映画で主演を務めるなど俳優として目覚ましい活躍を見せている北村匠海。監督は、同名人気コミックスを実写化した『ホリミヤ』でも監督を務めた23歳の新鋭・松本花奈。脚本は、『デイアンドナイト』、Netflixドラマ『全裸監督2』などを手掛けた脚本家・小寺和久が担当する。

 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」その16文字から始まった、沼のような5年間。明大前で開かれた退屈な飲み会で<僕>は、そこで出会った<彼女>に一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江ノ島。ふたりのために買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。本作は、そんな人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚だ。

 主演の北村は「松本監督とは10年前、共演者として学園ドラマで出会い、そして今お互いの道を進んでやっと再会できました」と松本監督との縁を明かし、「映画に登場する、街や音楽が偶然にも僕の“本物の青春”と重なっていて、もうニ度と帰ってこない人生のマジックアワーをまた味わえたような、切なくてじんわりあったかくて、笑ってるのか泣いてるのかよくわからないあの頃を、皆さんも思い出せるかもしれません。お楽しみに」とメッセージ。

 松本監督は「カツセさんの紡ぐ言葉の、笑顔でいるけれど本当は少し寂しかったりとか、夢を追いかけることをやめたけれど本当はどこかで希望を捨てきれていなかったりとか、決して単純ではない、濁りのある感情の描写がとても好きです。そんな繊細でリアルなこの物語を、北村さんと共につくれることが楽しみです。1カット1カットを大切に、撮影していきたいと思います」と抱負を語る。

 原作者のカツセマサヒコは「初めて書いた小説が、発売して一年も経たないうちに映画化発表されて、しかも、その主演が北村匠海さん? どこからがドッキリですか。まだ実感が沸かず、フワフワとした気持ちでいます。小説を子供とするならば、映画は可愛い甥っ子といったところでしょうか。松本監督と素晴らしいキャスト・スタッフ陣に全て委ねて、温かく見守ろうと思っています。本当に楽しみです!」と期待のコメントを寄せている。

 映画『明け方の若者たち』は2022年公開。

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