夏帆、安達祐実、斎藤工ら集結 多摩川が舞台のオムニバスドラマ、Huluで独占配信

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女優の夏帆、安達祐実、俳優の斎藤工らが出演するオムニバスドラマ『息をひそめて』が、オンライン動画配信サービスHuluにて4月23日より独占配信されることが決まった。
【写真】夏帆、安達祐実、斎藤工ら出演 『息をひそめて』場面写真
本作は、コロナ禍の2020年、多摩川沿いの街を舞台とした全8話のオムニバスストーリー。監督・脚本を務めるのは、『四月の永い夢』(2017年)でモスクワ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連名特別賞のダブル受賞をはじめ、国内外で多数の賞を受賞してきた中川龍太郎。詩人としても活動する中川が、“いま”を生きる人々を美しく繊細に描き出す。
各話に登場する市井の人々を演じるのは、夏帆、村上虹郎、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら実力派俳優陣。そこに、石井杏奈、蒔田彩珠、萩原利久、長澤樹、横田真悠、小川未祐といった次世代を担う若手が重なり合って異彩を放つ。
東京と神奈川の境界線を流れていく水が東京湾に注ぎ込み、大きな空が広がる多摩川。そんな川沿いで日々を過ごす人々の2020年コロナ禍の春。勤めていた会社を退職した増田妃登美(夏帆)は、思い出の味を頼りに亡き祖父が営んでいた食堂を再開させるが、客足は激減。店を畳もうかと考えていると、ひとりの男性客・水谷光生(斎藤工)が頻繁に来店し、祖父の代に人気メニューだった「あんかけレバニラ」と瓶ビールを注文するようになる。
「実家に帰れない、寮で暮らす大学生」「マッチングアプリで出会った年の離れた男女」「ウーバーイーツでバイトをする娘と父親」「在宅勤務で24時間顔を突き合わせることになる夫婦」「最後の合唱コンクールが中止になった高校生」、多摩川沿いで生きる人々の日常を描く。
妃登美役の夏帆は、「わたしが演じた妃登美は、凛とした強い女性に見えるけれど、脆くて繊細な一面も持ちあわせた女性です。そんな彼女が1話の中で、少しだけ心のドアを開いて、半歩踏み出すその姿を、丁寧に演じていきたいと思いました」とコメント。
光生役の斎藤は、「この物語群はモノローグ(心の声)によって登場人物の心の形が補填され、言葉のやり取りだけではない、絵葉書のような風情、情感、余白の連鎖からなる、美しい私小説的な作品です」と表現している。
Huluオリジナル『息をひそめて』は、Huluにて4月23日に4話同時配信。以降毎週金曜に1話ずつ追加配信。全8話。