最終話目前『ワンダヴィジョン』これまでのあらすじ総振り返り!【ネタバレあり】
●第3話「カラー放送」
妊娠4か月と診断されたワンダだが、おなかの子供は異様なスピードで成長し、なんと3日後には生まれそうという急展開! 子供部屋を作り、ベッドを用意して…と急いで出産の準備を始める2人だが、お腹の子供は2人が思う以上の速さで成長していく。陣痛でワンダのパワーが暴走し、家電は勝手に動きだし、ついには近所を巻き込んで停電を起こしてしまう。家の中で雨が降ったり、子供部屋に書かれたコウノトリの絵が本物の鳥に変わったりと不可解な出来事が続発するなか、ヴィジョンは慌ててバミューダ諸島に旅行に行こうとする医者を引き留める。そこにジェラルディンが訪問し、ワンダはコートを着たりフルーツでお腹を隠したりと必死で妊娠を隠そうとするのだが、ついに妊娠がばれてしまう。さらに、ヴィジョンが医者を連れてくる前にいよいよ生まれそうな状態に。ジェラルディンの助けを借りて、ワンダは無事に双子のビリーとトミーを出産。双子の赤ちゃんを見たワンダはようやく落ち着きを取り戻すが、ここで自分も双子だったこと、ピエトロという弟がいたことを思い出す。
『ワンダヴィジョン』第3話より/ディズニープラスで独占配信中
ピエトロの存在を思い出したワンダに向かって、ジェラルディンが急に「ウルトロンに殺された。そうでしょ?」と語りだす。ジェラルディンがつけているネックレスの文様がS.W.O.R.D.のマークだと気づいたワンダ。だがここで急にシーンは飛ばされ、ヴィジョンが医者を連れて帰って来た時にはすでにジェラルディンの姿が消えてしまっていた。「急用で帰った」というワンダに疑問を持つヴィジョン。一方でジェラルディンは、見えない力でウエストビューからはじき出され、ワンダたちがいる世界とは違う現実世界へと放り出されてしまう。
ようやくワンダたちがいる世界が、誰かの仮想世界ではなく現実に存在する世界だということが明らかに。ウエストビューという町自体が見えない壁で区切られて、ワンダとヴィジョンのシットコムの世界を作り出していたのだ。
●第4話「番組を中断します」
『ワンダヴィジョン』第4話より/ディズニープラスで独占配信中
ワンダたちの世界から現実世界へと追い出されてしまったジェラルディンを追う第4話では、ついに物語が『アベンジャーズ/エンドゲーム』と直結。現実に戻った彼女は、自分がS.W.O.R.D.の調査員で、自分の名前がモニカ・ランボーだということを思い出す。第4話はこれまでのワンダとヴィジョンの世界ではなく、現実世界に戻ったモニカをメインに描かれる。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で起きたサノスのデシメーションによって人類の半数が消滅してから5年後。デシメーションで消滅していたモニカはがんを患う母親に付き添っていた病院で復活するも、そこではすでに5年の年月が経過していた。すでにがんを再発した母親は亡くなっており、S.W.O.R.D.に戻るも自分の入館カードが使えなくなっているなど、自分が消えていた間に世界が進んでいたことを知らされる。混乱するモニカだが、そこにFBIのウー捜査官からおかしな現象を一緒に調べてほしいと打診される。向かった先は、ウエストビューという田舎町。そこでは多くの住人が一気に行方不明になったどころか、周辺の住人もそもそもウエストビューという町自体を知らないと言い出している。不審に思ったモニカだが、ウエストビューに近づくと見えない壁があることに気づく。そしてモニカが壁に触れると、そのまま飲み込まれてしまった…!
ワンダとヴィジョンがいた世界が現実から切り離されて別の町を作り出していることが明らかになると同時に、S.W.O.R.D.もこの異変に本格的に動き出す。ウエストビューの周辺に臨時の基地を作り、ドローンを送り込むと、同時に科学者のダーシー・ルイスも呼び出される。壁の向こうから電波が出ていることを察知したルイス博士がその電波をテレビに映し出すと、なんと第1話のシットコムが放送されていた! どうやらワンダが見たヘリコプターのおもちゃは、S.W.O.R.D.が送り込んだ偵察用のドローンが変化したもの、そしてマンホールから現れた養蜂家は防護服を着た捜査官で、それぞれ外部のものが都合のいいように書き換えられてしまっていたことが判明する。このシットコムはいったいだれが何のために放送されているのか!? ワンダとヴィジョンの世界にさらに謎が深まる展開に。