『輪るピングドラム』劇場版制作決定 TV放送10周年プロジェクト始動

『少女革命ウテナ』などで日本のアニメシーンに革命を起こした幾原邦彦監督が手掛けたオリジナルアニメ作品『輪(まわ)るピングドラム』のテレビ放送10周年を記念し、劇場版『Re:cycle of the PENGUINDRUM』制作などのプロジェクトが始動した。
『輪るピングドラム』10周年ロゴ&クラウドファンディングビジュアル
2011年7月にテレビ放送されたオリジナルアニメ『輪るピングドラム』。星野リリィ原案の個性的なキャラクターや、「ピングドラム」とは何なのか? と謎が謎を呼ぶ展開、クリスタルワールドなど独特のビジュアルを使用した世界観で、放送されると大きな話題を集めた。やくしまるえつこメトロオーケストラとCoaltar of the deepersによる主題歌をはじめ、劇中キャラクターのトリプルHによるARBのカバー曲など、音楽面でも高い評価を得ており、今でも多くのファンを持つ。
テレビ放送10周年記念プロジェクトの第1弾として、テレビシリーズ全24話を再構築し、完全新作パートを加えた劇場版『Re:cycle of the PENGUINDRUM』の制作が決定。第2弾として、専用サイト「うぶごえ」にて4月8日より応援クラウドファンディングがスタートすることも決まった。
併せて、10周年のアニバーサリーロゴと星野リリィの描き下ろしによる“プリンセス・オブ・ザ・クリスタル”のイラストが公開され、特設サイトもオープンした。
幾原監督は「あれから、僕たちの世界はどうですか?今も多くの方々から『輪るピングドラム』のことをお聞かせ頂いています。未だ、心の中にキャラクターたちが生きていてくれている事が嬉しいです。ぜひ、この10周年も一緒に、同じ時代を――生存戦略しましょうか」とのコメントを寄せた。