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青年たちの愛憎を描く『逆光』公開決定 24歳の新鋭・須藤蓮、初監督&主演

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映画『逆光』場面写真
映画『逆光』場面写真(C)2021『逆光』FILM

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大友良英

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 24歳の新鋭・須藤蓮が初監督と主演を務める映画『逆光』が、今夏公開されることが決定し、場面写真が解禁された。本作は、1970年代の真夏の広島県尾道市を舞台に、2人の青年の愛憎を描く。初監督の須藤は、「その大変さは想像をはるかに上回るものでした」と明かすも、「言葉にならない僕の宝物、『逆光』をぜひ劇場で観ていただけたら嬉しいです」とメッセージを寄せている。

【写真】『逆光』監督・主演を務めた、24歳の新鋭・須藤蓮

 本作は、映画『ジョゼと虎と魚たち』や連続テレビ小説『カーネーション』などを手掛けた脚本家の渡辺あやと、ドラマ『ワンダーウォール』で主演を務め、連続テレビ小説『なつぞら』や大河ドラマ『いだてん』に出演した24歳の若手俳優・須藤蓮が企画したオリジナル作品。

 2人は渡辺が脚本を担当した『ワンダーウォール』で知り合い、この作品で尾道を訪れたことで本作を着想。渡辺がオリジナル脚本を書き下ろし、須藤が自ら監督を手掛ける完全な自主企画映画として制作された。

 故郷の尾道に帰省してきた主人公・晃を須藤、晃が憧れる大学の先輩・吉岡を映画『花束みたいな恋をした』などに出演した俳優・中崎敏が演じる。共演は、映画『樹海村』などに出演した富山えり子、オーディションで見出され今回が初の本格的な演技となる木越明が出演。

 音楽は、連続テレビ小説『あまちゃん』や映画『花束みたいな恋をした』などを手がけてきた大友良英。さらに『浅田家』『ナラタージュ』などを生み出してきた小川真司が、エグゼクティブプロデューサーとして渡辺と『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』以来のタッグを組む。

 1970年代、真夏の尾道。22歳の晃(須藤)は大学の先輩である吉岡(中崎)を連れて帰郷する。晃は好意を抱く吉岡のために実家を提供し、夏休みを共に過ごそうと提案をしたのだった。先輩を退屈させないために、晃は女の子を誘って遊びに出かけることを思いつく。幼なじみの文江に誰かヒマな女子を見つけてくれと依頼して、少し変わった性格のみーこが加わり、4人でつるむようになる。やがて吉岡は、みーこへの眼差しを熱くしていき、晃を悩ませるようになるが…。

 主演の須藤は、初めて監督を務めた本作について「企画の立ち上げからお金の計算まで、全て自分達でやるんだ!と意気込んで始めたものの、まさに『言うは易し、行うは難し』、その大変さは想像をはるかに上回るものでした。正直なめてました。一方で、ただただ自分の感覚と仲間たちの才能を信じながら突き進んできたこの数ヶ月、鬱屈していたエネルギーがぐるぐると循環し、満身創痍になりつつも物を作る喜びを噛み締めた時間は、まさに青春そのものでした」と制作を振り返る。

 続けて「僕は自他共に認めるお喋り男なのですが、いざ作品について説明を求められると急に一つとして言葉が出てこなくなることに、自分でびっくりしています。なぜ、このあらすじなのか、時代設定なのか、カメラワークなのか、そもそもなぜ尾道で撮ったのか。どんな質問にも『どうしてもそうしたかったから』としか答えようがなく、それはちょうど恋心を説明できないようなものなのかもしれないと思っています。言葉にならない僕の宝物、『逆光』をぜひ劇場で観ていただけたら嬉しいです」とメッセージを寄せた。

 なお本作は、自主配給の資金を募るため、本日よりMotion Galleryにてクラウドファンディングを開始する。

 映画『逆光』は、7月17日より尾道にて先行公開後、全国順次公開。

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