渡辺あや×須藤蓮『逆光』先輩に思いを寄せ、悩む主人公のひと夏を映す予告編解禁
24歳の若手俳優・須藤蓮が初監督・主演を務める映画『逆光』より、本ビジュアルと予告編が解禁された。予告編では、思いを寄せる先輩を連れて帰郷した主人公のひと夏の風景が映し出されている。
【動画】70年代の尾道を舞台に青年たちの愛憎を描く 『逆光』予告編
本作は、1970年代の真夏の尾道を舞台に、三島由紀夫を媒介とした青年たちの愛憎を描くラブストーリー。映画『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』や連続テレビ小説『カーネーション』(NHK)の脚本を手掛けた脚本家の渡辺あやと、NHKドラマ『ワンダーウォール』で主演した須藤が企画したオリジナル作品だ。
故郷・尾道に帰省してきた主人公・晃を須藤、晃が憧れる大学の先輩・吉岡を中崎敏がそれぞれ演じる。共演する女優陣は、舞台や映画『リバーズ・エッジ』などに出演する富山えり子、オーディションで見いだされ本作が初の本格的な演技となる木越明。
1970年代、真夏の尾道。22歳の晃は大学の先輩である吉岡を連れて帰郷する。晃は好意を抱く吉岡のために実家を提供し、夏休みを共に過ごそうと提案したのだった。先輩を退屈させないために、晃は女の子を誘って遊びに出かけることを思いつく。幼なじみの文江に誰か暇な女子を見つけてくれと依頼して、少し変わった性格のみーこが加わり、4人でつるむようになる。やがて吉岡は、みーこへのまなざしを熱くしていき、晃を悩ませるようになるが…。
予告編は、晃が先輩の吉岡を連れて尾道に帰郷したところから始まる。「つまんない所ですけど、自分の田舎だと思ってゆっくりしていってください」と語りかける晃。「また三島か」と言う吉岡に、晃が「先輩も三島を読んでくださいよ。どうせ明日からうんと暇なんですから」と応じるやりとりが、尾道の風景と共に映し出される。「気付いとらんふりしとるけど、あんたの気持ちを知っとって、もてあそんでるように見える」という女性のセリフから、吉岡に思いを寄せる晃の苦悩が垣間見える。
映画『逆光』は、7月17日より尾道にて先行公開、その後全国順次公開。