『1秒先の彼女』“ワンテンポ早い”彼女の仰天エピソードの数々 本編映像解禁
映画
第57回金馬奨（台湾アカデミー賞）で、作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞の最多5部門を受賞したチェン・ユーシュン監督最新作『1秒先の彼女』より、本編映像が解禁。人生を生き急いできたヒロインの“ワンテンポ早い”仰天エピソードの数々が、ユーモラスに描かれたものとなっている。
【動画】ワンテンポ早い彼女の仰天エピソード！ 『1秒先の彼女』本編映像
本作は、“消えたバレンタイン”をめぐって、人より“ワンテンポ早い彼女”と“遅い彼”が織りなす、オリジナリティ溢れるファンタジックなラブストーリー。映画『熱帯魚』や『ラブ ゴーゴー』で公開当時日本でも熱狂的な人気を誇ったユーシュン監督が、16年ぶりに映画製作に復帰し、20年前から温めていたという脚本を基にして作り上げた作品だ。
郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早い。そんな彼女はある日、ハンサムなダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日で、バレンタインデーが消えてしまった。秘密を握るのは、毎日郵便局にやってきていた、常にワンテンポ遅いバス運転手のグアタイらしい。果たして、消えた“1日”を探すシャオチーがその先に見つけたものとは。
今回解禁された本編映像は、「私は何をするにも早い。他人は機関車。私は新幹線」と自称する、明るく天真爛漫な性格の主人公シャオチーの“ワンテンポ早い”エピソードの数々を収めたもの。幼い頃から、合唱では歌い出しが早く浮いてしまい、かけっこではフライングしてブーイングの嵐を受ける。水泳では誰よりも早く飛び込み、学校の先生からは「生き急いでるの？」と呆れられる始末。
映画館で笑うタイミングは誰よりも早く、記念写真の撮影では肝心な瞬間に目を閉じ続けること30年。人生のさまざまな“シャッターチャンス”を逃し続けてきたシャオチーは、大人になった現在、仕事も恋もパッとしない日々を送っている。慌ただしく生きてきた彼女は、果たして本当の幸せをつかむことができるのか。
主人公シャオチーを演じた女優のリー・ペイユーは「“ワンテンポ早い”演技は、とても素早い動きを求められるので、猛練習が必要でした」と撮影を振り返り、「でも、シャオチーの何でも果敢に挑んでいく行動力や心の奥で密かに抱えている孤独など、演じていて共感できる部分がたくさんありました」と語っている。
映画『1秒先の彼女』は6月25日より全国公開。
