レディー・ガガ、19歳の時にプロデューサーから性的暴行 妊娠したことを告白
歌手のレディー・ガガが、ヘンリー王子とオプラ・ウィンフリーが製作総指揮を務めるApple TV+の番組『The Me You Can’t See』に出演し、19歳の時に音楽プロデューサーから性的暴行を受け、妊娠した経験を告白。いまだ癒えない心の傷について明かした。
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ヘンリー王子とオプラ製作のメンタルヘルスに関するドキュメンタリー番組『The Me You Can’t See』の配信が、現地時間20日からスタート。Variety、Just Jaredによると、その初回エピソードにガガが出演し、つらい過去について明かしたという。
「私は19歳で、この業界で働き始めていました。プロデューサーに『服を脱げ』と言われたのです。拒否してその場を立ち去りましたが、私の曲を全部焼き捨てると言われました。彼らは要求を止めなかった。要求され続け、私はただ凍り付いてしまいました。思い出すことすらできません」。
ガガは、性的暴行を受けた経験について、これまでも明らかにしていたが、今回はじめて、このことで妊娠していたことを告白。「はじめは強い痛みを感じ、その後は無感覚になりました。何週間もの間ずっと具合が悪い状態が続き、その後、性的暴行を受け、妊娠し、置き去りにされたときと同じ痛みだと気が付きました。吐き気があり具合が悪かったのです。何ヵ月もの間、スタジオに閉じ込められていました」。彼女は、後に身体に痛みと痺れを感じ、病院を訪れた際に、精神科医を紹介され、驚いたという。
2019年に映画『アリー/ スター誕生』で第91回アカデミー賞歌曲賞を受賞した当時、「完全に精神が崩壊していました。2年ほどの間、私は、以前の私ではありませんでした」「私が痛みを感じる時、それは性的暴行を受けた時の痛みなのです。何度もMRIや検査を受けましたが、何も見つかりませんでした。だけど身体は覚えています」と、時間が経っても苦しんでいることを明かした。
またガガは、加害者のプロデューサーの名前を明かしてこなかったが、これについては、二度と会いたくないから、名前を明かさないことに決めたと語っている。