当時の家族映像も! ウディ・アレンの性的虐待疑惑に迫る『ウディ・アレン VS ミア・ファロー』予告編
巨匠監督ウディ・アレンによる養女への性的虐待疑惑の真相に迫るHBOドキュメンタリー『ウディ・アレン VS ミア・ファロー』より、予告編が解禁された。
【動画】当時の家族映像も 『ウディ・アレン VS ミア・ファロー』予告編
本作は、全米で大きなスキャンダルとなった、映画監督ウディ・アレンによる当時7歳の養女ディランへの性的虐待疑惑の真相に迫るドキュメンタリー。監督は、ドキュメンター作品『The Invisible War(原題)』でアカデミー賞、『The Hunting Ground(原題)』でエミー賞にノミネートされたカービー・ディックとエイミー・ジーリングが務めた。
映画『アニー・ホール』『マンハッタン』『ブルージャスミン』『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』など数々の名作を手掛け、米アカデミー賞92年間の歴史上で4番目に多いノミネート歴を誇る、映画界の巨匠ウディ・アレン。1980年より女優ミア・ファローと公私を共にし、ふたりはハリウッドきってのパワーカップルとして知られていた。しかしファローは1992年、アレンによる当時7歳の養女ディランへの性的虐待を告発。アレンは虐待を否定し、証拠不十分として訴追されることなく1994年に裁判は終了した。
それから26年の時を経た2018年、成人した養女ディランがテレビのインタビューでアレンを再告発。続いて、ドリュー・バリモア、グレタ・ガーウィグ、コリン・ファース、ティモシー・シャラメ、セレーナ・ゴメスなど多くの俳優が「アレンの映画に出演したことを後悔」「二度と彼の作品には出ない」と発言。その一方、旧友であるダイアン・キートンやアレック・ボールドウィン、スカーレット・ヨハンソンはアレンを擁護するなど、スキャンダルが再熱し、ハリウッドを二分する論争となった。
本作の製作陣は、2年間にわたる緻密なリサーチの末に、今まで世に出ることのなかった当時の電話の通話記録やファミリームービー、裁判書類や警察の証拠品などを特別に入手。ミア・ファローや養女ディラン、そしてファローとアレンの息子でジャーナリストのローナン・ファロー、友人や親戚、捜査に関わった人々の独占インタビューを織り交ぜながら、一大スキャンダルの真相に迫っていく。
予告編は、幼い頃のディランとアレンが幸せそうに過ごす様子などを捉えた当時の家族映像の数々や、まだ子どものディランが「どこを触られたの?」と聞かれる衝撃的な姿などを収めたもの。映像と共に関係者のコメントも収録され、「それは素晴らしい子供時代だったわ」「いい父親だと思ってたのよ」「ミアは現実ではない事を心から願っていたわ」「逃げたかったわ」という言葉に続き、最後は「知っていると思っている事は、氷山の一角に過ぎないわ」という意味深なコメントで締めくくられている。
ドキュメンタリー『ウディ・アレン VS ミア・ファロー』は、5月26日より動画配信サービスU‐NEXTにて毎週水曜1話ずつ独占配信。