『ジョーカー』続編始動? トッド・フィリップス監督、共同脚本に就任か
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DCコミックに登場する悪役ジョーカーを、独特な世界観で描き出し、アカデミー賞はじめ多くの賞を受賞した映画『ジョーカー』。続編制作の噂がささやかれるなか、本作で監督と共同脚本を務めたトッド・フィリップスが続編で共同脚本を手掛ける契約を結んだと報じられた。
【写真】大ヒットとなった2019年公開の映画『ジョーカー』
今回の報道は、海外メディアThe Hollywood Reporterの「2021年ハリウッドで最も力のある弁護士100人」を紹介する特集記事の中で触れられたもの。女優エイミー・ポーラーや、映画『ゴーストバスターズ』(2016)のポール・フェイグ監督などをクライアントに持つウォーレン・ダーンの紹介文で、トッド・フィリップスが『ジョーカー』続編で共同脚本を手掛ける契約を結んだ、と触れられている。
2019年に公開された『ジョーカー』は、DCエクステンデッド・ユニバースとは異なる世界観で映像化され、当初単発の作品となると見られていた。しかし、海外メディアIGNによるとフィリップス監督は、ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスとの再タッグを望むなど、公開直後から続編の制作に触れていた。前作のような共感を呼ぶテーマが浮かぶまでは着手しないとも話していたという。
またThe Hollywood Reporterは、今月はじめにも、DC作品の今後について書かれた記事の中で、『ジョーカー』の続編が計画中であることを報じていた。正式な発表やコメントは出ていないものの、続編製作について注目が集まっている。
『ジョーカー』は、R指定の映画としてはじめて世界興行収入10億ドル(約1100億円)を突破するなど大ヒット。ヴェネチア国際映画祭では金獅子賞を獲得し、アカデミー賞では作品賞など最多11部門にノミネートされ、見事、主演男優賞と作曲賞に輝いた。