『るろうに剣心』佐藤健、有村架純の歩き方に「マスコットみたいでかわいい」
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俳優の佐藤健が4日、都内で実施された映画『るろうに剣心 最終章 The Final／The Beginning』グランドフィナーレイベントに武井咲、有村架純らと共に登壇。本シリーズ最後の舞台イベントで共演者らとトークを楽しみ、本シリーズとの別れを惜しんだ。
【写真】佐藤健、着物姿の有村架純にニッコリ
最終章は、先に『The Final』を4月23日に公開。しかし、直後に緊急事態宣言で都心の映画館はあえなく閉館。6月からようやく再開したことを受け、今回は“2度目の初日舞台あいさつ”と銘打ち、最終章2部作を2部制のイベントでアピール。
第1部『The Fina』に佐藤、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督、第2部『The Beginning』に佐藤、有村架純、村上虹郎、北村一輝、江口、大友監督が出席した。
客席を見渡して佐藤は「（『The Final』に関しては）2回の初日舞台あいさつをさせて頂いた。マッケン（新田真剣佑）はアメリカでがんばっていますけど、こんなにも豪華なキャストの皆様と監督とまた共にここに立てていることが本当に幸せ」とあいさつ。「今日は一同会するのが最後と思うと寂しい。最後のこの時間をかみ締めながら、幸せを感じならがやっていきたい」としんみり。
イベント当日の東京は、イベント前から雨。MCから『京都大火編』（2014）の六本木のレッドカーペットイベントも大雨だったことを指摘され、キャスト陣からも雨男疑惑をかけられた佐藤は「晴れ男とか晴れ女とかいう議論、何なんだよとずっと思っていた。でも、自分の主演作品の完成披露とかほぼほぼ雨（笑）。今日も、それくらい思いが天に伝わったのかなと思う。『あ、良かった、今日も雨だ』と思って朝起きた」と開き直って笑っていた。
イベント第1部でスーツだった佐藤は一転、第2部ではシックな着物姿を披露。『The Beginning』について「シリーズが完結するという言い方よりも、『るろうに剣心』シリーズがこの『The Beginning』の公開と共に完成するという言い方が正しいのでは。今まで1、2、3、4とやらせてもらいましたけどどこか未完成で、剣心の過去のエピソードを知ってもらって初めて、全てのエピソードが、全てのシリーズが完成するのでは」と持論を展開。
撮影を振り返って「剣心は人間ではなかった。心を持っていなかった。人を斬ることで目標に突き進むことしか知らなかった。巴という人と出会って幸せを知る。そこで初めて人間になる過程が、悲しく美しく映ればいいかなと思ってやっていました」と話した。
また、艶やかな着物で登場した有村を見て「歩き方がマスコットみたいでかわいい」とニッコリ。有村が話す様を見て「充電が切れかかったマスコットに見えてしょうがない。ちょっと後ろ向いてもらえる？」と要求。観客に帯を見せて「これを（オモチャのゼンマイのように）巻きたくてしょうがない（笑）。これを巻いたら、もうちょっと元気になるのではないかという思うが湧いている」と言うと、有村が「すみません、緊張してて…」と照れ笑いを浮かべていた。
最後のあいさつで、佐藤はマイクを口元に近づけて「皆様の支えがあったから、10年間ここまでたどり着くことができた。ただ『今回の公開を持って、いよいよ終わってしまう』と、宣伝活動をしながら寂しい気持ちを抱えていた。でも、実際に今日を迎えて気持ちが変わった。この『The Beginning』を見てもらって、『るろうに剣心』はやっと始まる。完成した『るろうに剣心』シリーズを末永く愛してほしい」と全国のファンにメッセージを送った。
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