今夜地上波初放送『るろうに剣心 最終章 The Final』注目の登場人物を紹介
和月伸宏氏の人気マンガ『るろうに剣心‐明治剣客浪漫譚‐』を実写化した映画『るろうに剣心』シリーズ。その完結編2部作の第1弾『最終章 The Final』が、今夜の金曜ロードショーにて地上波初・本編ノーカット放送される。『るろうに剣心』は、伝説の人斬りとして怖れられた男・緋村剣心が、「不殺(ころさず)の誓い」を立て、斬れない刀「逆刃刀」で戦いながら人々を守る姿を描いた作品。映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、原作マンガの「人誅編」をベースとした物語で、剣心の十字傷の謎を知る上海マフィア頭目・雪代縁との因縁や戦いが描かれる。そんな本作は、緋村剣心役の佐藤健をはじめ、キャスト陣の熱演も魅力のひとつ。そこで今回は、『最終章 The Final』で剣心らと対峙する縁とその一派のキャラクターとキャストを中心に紹介する。
【写真】『るろうに剣心 最終章 The Final』新キャスト&ビジュアルまとめ
■雪代縁(新田真剣佑)
中国大陸の裏社会を牛耳る上海マフィアのボスで、前作『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』に登場した志々雄真実に軍艦などを売っていた男。彼は最愛の姉・巴を斬った剣心に強い恨みを持っており、剣心に関わるすべてを破壊しようとしている。復讐心を糧にマフィアのトップにまで上り詰め、剣術と身体能力も優れており、作中でも多くの者を圧倒。悲しみ・憎しみを抱えたその力は、最凶と言えるだろう。
そんな縁を演じるのは、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』(2017)、『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』(2022)をはじめ、数々のマンガ原作実写映画に出演する新田真剣佑。縁の白髪とオレンジの衣装を着こなすビジュアル、そして鍛えられた肉体によるアクションは、本作の映画公開時も大きな反響を呼び、原作ファンも含め多くの人から称賛された。佐藤健演じる剣心と新田真剣佑演じる縁の激しいアクションシーンは、一見の価値あり。なお、縁の姉・巴と剣心の出会い、そして「不殺の誓い」を立てるきっかけの物語を描いた完結編2部作の第2弾『The Beginning』は、10月21日に金曜ロードショーで放送。巴を演じるのは、途切れることなく映画・ドラマに出演する実力派の有村架純。
■呉黒星(音尾琢真)
縁がボスを務める上海マフィアの副官。「『人誅』(剣心への復讐)が終われば組織を譲り受ける」という約束があるため、縁と行動を共にしている。呉黒星を演じるのは、演劇ユニット・TEAM NACSに所属する音尾琢真。小心者ながらも野心家で、隙あらば剣心も縁も葬ろうとする人物を、音尾が持ち前の演技力で体現する。
■鯨波兵庫(阿部進之介)
縁と行動を共にする同志のひとり。幕末に切り落とされた右腕に、家一軒を吹き飛ばすほどの威力を誇る大砲「アームストロング砲」や機関銃などを装着し、「人誅」を果たそうとする。過去の出来事によって悲しみ・憎しみを抱え、狂気に走ってしまった鯨波を見事に表現しているのは、「仮面ライダー」シリーズなどの特撮作品やテレビドラマに出演する俳優の阿部進之介。阿部は本作のために2ヵ月で25kg近くの増量を行った。
■乙和瓢湖(柳俊太郎)
縁と行動を共にする同志のひとり。親友を剣心に殺されたことを恨んでいる。湾曲した形の剣や暗器・梅花袖箭などを用いて戦う。演じる柳俊太郎は、『東京喰種 トーキョーグール』(2017)、『弱虫ペダル』(2020)など、数々の映画に出演。不気味な表情を浮かべ、戦いに愉悦を見出す狂気的な性格の乙和瓢湖を、柳の表現力がさらに印象に残る人物へと昇華させている。
■乾天門(丞威)
縁と行動を共にする同志のひとりで、鋼を装着した両腕・両足を自在に扱いながら戦う。剣心を殺すのを「早い者勝ち」と意気込む、やや好戦的な性格。作中では斎藤一らと激闘を繰り広げる。演じるのは、『TOKYO TRIBE』(2014)や『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』(2020)などに出演し、今後もアクション俳優としての活躍が期待されている丞威。
■八ツ目無名異(成田瑛基)
縁と行動を共にする同志のひとり。口元を覆う仮面を着けている。鋭く長い鉤爪を駆使して戦うスタイル。作中では四乃森蒼紫や巻町操らと対峙する。『アイネクライネナハトムジーク』(2019)などに出演した成田瑛基が、鍛えられた肉体を活かして体を張ったアクションを交えて演じている。