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『ダウントン・アビー』スタッフ&ジュディ・デンチが名作戯曲をよみがえらせる! 『ブライズ・スピリット』日本公開決定

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映画『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』メイン写真
映画『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』メイン写真(C) BLITHE SPIRIT PRODUCTIONS LTD 2020

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アイラ・フィッシャー

 人気ドラマシリーズ『ダウントン・アビー』のスタッフ&キャストとオスカー女優のジュディ・デンチが贈る、名作戯曲を映画化したコメディ映画『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』が9月10日より公開されることが決定。場面写真3点が解禁された。

【写真】映画『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』場面写真

 原案は、これまで2000回上演されたノエル・カワードによる1941年初演の戯曲『陽気な幽霊』。ベストセラー小説家の夫を持つエルヴィラは、最愛の夫との再会を喜ぶが、夫にはいつの間にか新しい妻が。実は彼女は7年前に事故死した最初の妻で、霊媒師によってこの世に戻ってきていた─。

 おかしさと切なさが織り交じった本作を生み出したノエル・カワードは、俳優・作家・戯曲家・脚本家・演出家・作曲家・歌手・映画監督といくつもの顔を持ち、1920~40年代に活躍した天才エンターテイナー。ポール・マッカートニーやブライアン・フェリーが彼のトリビュート・アルバムに参加するなどリスペクトされていたことでも知られている。同作は、1945年にデビッド・リーン監督により映画化され、1951年に日本でも公開された。

 そんな名作を現代にフィットする物語として蘇らせたのは、6年連続でエミー賞を合計15部門受賞した英国の大ヒットテレビシリーズ『ダウントン・アビー』の監督のひとりであるエドワード・ホール。同ドラマのマシュー・クローリー役でブレイクを果たしたダン・スティーヴンスが、スランプから脱出するために霊媒師の力を借りて亡き妻をあの世から召喚させるベストセラー作家チャールズをコミカルに演じている。あの世から戻ってきた妻エルヴィラに『ブリングリング』のレスリー・マン、チャールズの現在の妻ルースには『お買いもの中毒な私!』のアイラ・フィッシャー。そして、『007』シリーズのM役などで知られるオスカー女優ジュディ・デンチが、不思議な力を持つ霊媒師マダム・アルカティを快演している。

 ベストセラー作家として名を馳せるチャールズは、スランプから抜け出すために、霊媒師マダム・アルカティに頼んで、事故死した最初の妻エルヴィラを呼び戻す。実は彼の小説は全て、生前のエルヴィラが生み出したアイディアを書き留めただけのものだった。チャールズは、ハリウッド進出のチャンスをかけた初脚本も、彼女の力なしではムリだと思い知ったので蘇らせたのだった。

 夫との再会を喜んだのも束の間、エルヴィラは自分が幽霊で、チャールズには新しい妻ルースがいると知ってショックを受ける。それでもチャールズに頼まれるままに“共同”制作するうちに、楽しかった日々がよみがえっていく。やがてエルヴィラは、このまま脚本が完成しなければいいと願うのだが、この世にいられる期限は刻一刻と迫っていた─。

 1937年が舞台となる本作は、この時代に建てられた英国のアール・デコ様式の豪邸を使用して撮影され、レトロでエレガントなファッションやインテリアなど細部までこだわり抜いているところも魅力のひとつ。今回解禁された場面写真は、緑豊かな庭園で脚本執筆のためにチャールズとエルヴィラが共同作業する様子や、“かつての妻と現在の妻そして夫”という奇妙な関係が伺える場面、そしてマダム・アルカティを交えて行われる摩訶不思議な儀式の様子を捉えたもの。どれも制作陣の細部へのこだわりがうかがえる華やかな写真となっている。

 映画『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』は9月10日より全国公開。

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