『竜とそばかすの姫』、細田守監督初のIMAX上映決定 新ポスターも解禁
7月16日より公開される細田守監督のアニメ映画最新作『竜とそばかすの姫』が、IMAXで上映されることが決定し、IMAX版新ポスタービジュアルが解禁された。細田作品がIMAXで上映されるのは本作が初となる。
【動画】『竜とそばかすの姫』新予告
本作は、インターネットの世界を舞台に、世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、そして成長していく姿を、細田監督ならではのリアル×ファンタジーを通じ描き出す勇気と希望の物語。
主人公すず/ベル役の二役を演じ、さらに作品の要とも言える「歌」を担う大役に抜てきされたのは、ミュージシャンの中村佳穂。すずの父親役は役所広司が演じる。そのほか、すずの同級生たちの声を、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、ベルが仮想世界<U(ユー)>で出会う個性的なキャラクターの声を、森川智之、宮野真守、島本須美が担当。さらに、すずの亡くなった母親が所属していた合唱隊員で、すずを母親代わりのように見守ってきた5人のキャラクターを、森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世が務める。
仮想世界の歌姫ベルのキャラクターデザインを担当したのは、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』など数多くのキャラクターデザインを手掛けてきたジン・キム。仮想世界<U>のコンセプトアートを担当したのは、ロンドン在住の新進気鋭のイギリス人建築家/デザイナー、エリック・ウォン。さらに、『ウルフウォーカー』などこれまで5本の映画がアカデミー賞にノミネートされたアイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンのトム・ムーア、ロス・スチュアート監督をはじめとするスタッフたちも制作に参加。世界の才能が集結し、誰も観たことのない独創的な世界を表現する。
また、今作の大きな柱となる音楽の制作陣には、岩崎太整、Ludvig Forssell、坂東祐大と才気あふれる複数の音楽家が集結。そして壮大な物語の幕開けを感じさせるメインテーマは、人気ロックバンド・King Gnuの常田大希が率いるクリエイター集団・millennium paradeが担当。これまでにない試みで創作された音楽が作品世界を彩る。
今回、本作で歌姫ベルが紡ぎ出す極上の「歌」と色鮮やかに描かれる仮想世界<U>の世界を、高精細な映像と重厚な音響で体感できるIMAXでの上映が決定。この決定について、細田監督は「私が最初にIMAXで観たのは、アレクサンドル・ペトロフ監督『老人と海』でした。この『竜とそばかすの姫』もIMAX上映していただき、大変光栄に思います。ありがとうございます」とコメントを寄せている。
IMAX版新ポスタービジュアルは、仮想世界<U>で歌姫ベルが生き生きと歌うシーンを切り取ったもの。同ポスターは、7月2日よりIMAX上映を予定している全38の劇場にて掲出される。
アニメ映画『竜とそばかすの姫』は、7月16日より全国公開。