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『竜とそばかすの姫』、金ローで地上波初放送 『時をかける少女』と2週連続で細田守作品

アニメ

 昨年、興行収入66億円の大ヒットを記録したスタジオ地図作品、細田守監督のアニメ映画『竜とそばかすの姫』が、『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)にて7月8日に地上波初放送されることが決まった。併せて、細田監督の名を一躍世に知らしめたアニメ映画『時をかける少女』(2006)も7月1日に放送される。いずれも本編ノーカット。

【写真】仲里依紗が主人公の声を務めた『時をかける少女』

 7月1日放送の『時をかける少女』は、わずか6館の劇場公開でスタートしたが、大きな話題を呼んでロングランとなり、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。さらにアヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門特別賞を受賞するなど、国内外の賞を席巻し、細田監督の名を世界に知らしめた。

 ある日突然、自在に時を超えるタイムリープの能力を身につけた女子高校生の真琴は、日常のささいな不満や欲求のために能力を使うようになるが…やがて、「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく。まぶしすぎる一瞬の輝き、大切なことを思い出させてくれる、みずみずしいひと夏を描いた青春物語だ。主人公・真琴役を仲里依紗が務めた。

 7月8日は、昨年の国内興行収入第3位となる66億円の大ヒットを記録した『竜とそばかすの姫』を地上波初放送。細田監督史上最大のヒット作となった本作は、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「カンヌ・プルミエール」に選出されたほか、世界各国で大好評を博している。主人公のすず/ベルを演じた中村佳穂が歌う主題歌「U」(millennium parade × Belle)も大ヒットとなった。

 『サマーウォーズ』で描いたインターネット世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生をヒロインに据えた、細田守作品の集大成ともいえる本作。母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語だ。現実世界と仮想世界2つの世界が、最高峰のアニメーションと音楽の融合によって圧倒的スケールで描き出される。

 細田監督は「『竜とそばかすの姫』が金曜ロードショーで地上波初放送されると聞いて、たくさんの方にご覧いただけるのを嬉しく思います。『竜とそばかすの姫』は、インターネットを舞台にした現代の『美女と野獣』です。アクションあり、サスペンスあり、ラブストーリーあり、そして最後には、救うべき人を助けるために一生懸命がんばる少女の物語です。とても夏らしい作品なので、皆さん是非楽しんでください」とのコメントを寄せた。

 アニメ映画『時をかける少女』は7月1日21時、『竜とそばかすの姫』は7月8日21時、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて放送。

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