超リアルなCGの裏側『ピーターラビット2』メイキング映像 体を張る“マグレガーさん”も
現在公開中の映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より、CGで動物たちに命を吹き込む作業の裏側を収めたメイキング映像が解禁された。
【動画】『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』メイキング特別映像
シリーズ累計発行部数が全世界で2億5000万部を超えるビアトリクス・ポター原作の絵本『ピーターラビット』。2018年に初めてハリウッドで実写映画化されると、全世界興行収入が約386億円を超える大ヒットとなった。その続編となる本作では、“うさグレた”ピーターが湖水地方を捨てて大都会に出ることになる。
今回解禁されたのは、CGで動物たちに命を吹き込む作業の裏側を収めたメイキング映像。まずウィル・グラック監督が登場し「実写を撮影した後に全編にVFXを施す。(通常の映画制作時より)2倍の労力がかかる」と本作ならではの苦労を語る。アニメーション・ディレクターのサイモン・ピカードも「動物としてのリアルさと豊かな感情表現。そのバランスが難しかった」と振り返る。
その後、視覚効果スーパーバイザーのウィル・ライヘルト(前作から登場している隠れ人気キャラクター“騒がしいニワトリのJWルースター2世”の声も担当)が「まず脚本を元に、コンセプトアートを作り3Dモデルにする。表情や毛の質感を決め、動きをテストする」と実際のCG映像を参考にしながら語り、続いてサイモンが、そのテストの後には「声優の演技を参考に躍動感のある表情に仕上げる」と説明。さまざまなプロフェッショナルの技術が少しずつ加えられていく事によって、ピーターを筆頭とした多様な動物たちがよりリアルに、表情豊かに作り上げられていく過程を制作者ならではの目線で明かしている。
映像にはさらに、ハリネズミのティギーおばさんが人間にカレー粉を吹きかけるシーンや、うず高く積み上げられたチーズをウサギたちが微妙な時間差で押す出すシーンなど、個性豊かなキャラクターたちが活躍する場面の制作の裏側のほか、ピーターの宿敵トーマス・マグレガーを演じる俳優ドーナル・グリーソンが撮影現場で見えない動物たちを相手に体当たりの演技を披露する姿も収めている。
映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は公開中。